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玖波~佐伯 自転車ツーリング その5 [日本外周自転車の旅]

広島県の玖波から大分県の佐伯(さいき)まで、
自転車で走った。そのつづき。

2日め  光駅~山口宇部空港  約85km

富海から国道2号線をはなれ、県道58号線を行く。
すこし登って下って、防府(ほうふ)市にはいる。
防府は、防府天満宮で有名だけど、今回は海沿いを
走るので、天満宮は通らない。

2002年の4月に防府天満宮を訪れたとき、
「25年後の自分に手紙を出しませんか。」という
ポストがあった。で、私は売店でハガキを買って、
なにか書いて、ポストに入れたのだけど。
25年後というと2027年。あと3年である。

出したとき、
「これが着いたとき、オレは、はたして生きている
かな。」と思ったけど。まあ、事故さえなければ、
なんとか、生きていそうだな。
ブリヂストン、マツダの工場の前をとおり、
防府新大橋で佐波川(さばがわ)をわたる。

秋穂(あいお)の道の駅で休憩した。
いまのいままで、あきほと読んでいた。
地名とか駅名の読み方って、本当にむずかしい。
このあたり、現在は山口市である。
日本一ショボい県庁所在地などといわれ、事実、
JR山口駅はショボいけど、山口市は意外と大きく、
このあたりから津和野に近いあたりまで、
すべて山口市である。

周防大橋をわたる。
斜張橋で、中央の主塔の形状がユニークなので
美しい橋だけど、残念ながら、補修工事中で、
足場が組まれ、シートにより、覆われていた。

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周防大橋にて

周防大橋をわたると、山口きらら博の跡地があり、
公園や道の駅となっている。山口きらら博とは、
2001年に開催された地方博覧会で、関東ではそれほど
話題にならなかったけど、西日本では、それなりに
盛り上がった。

道の駅きららあじすで休憩する。今日はここで車中泊
をしようと思っているのだが、車中泊禁止などの
看板や掲示がないか、チェックする。
どうやら大丈夫のようだ。

ゴミを捨てる、長時間のアイドリングをする、大音量で
音楽を鳴らすなど、マナーがよくない人が増えたため、
車中泊を禁止にしている道の駅は増えている。
もし、ここがダメだったら、山陽自動車道の
佐波川サービスエリアに行くしかないかなと
思っていた。けれど、高速道路のサービスエリアで
車中泊をするのは、トラックのアイドリング音が
うるさいので、よく眠れないのだ。

ここなら静かそうだから、ぐっすりとねむれそうだ。
阿知須(あじす)、岐波(きわ)、丸尾、床波、常磐
と宇部線沿いにすすみ、山口宇部空港に着いた。

駐輪場に自転車をとめ、バスの時刻表をしらべた。
すると、14時50分から17時20分までバスがない。
これは意外、というか、迂闊だった。
空港というからには、15分おきくらいにバスがあるもの
とばかり、と思っていたのだけど。

そこで、JR宇部線の草江(くさえ)駅まで歩いた。
宇部線も、列車は1時間に1本程度しかない。
しかも、草江駅には、券売機も自動改札機もなにもない。
列車に乗ったときに整理券を取り、下車駅で精算する
という方式であった。本当に空港の最寄り駅なのか。

16時20分発の新山口行きに乗った。
光駅で精算して、料金を払う。1,520円であった。

(つづく)

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