国道425号線 かくれ滝

日本三大酷道といわれる国道425号線沿いに
かくれ滝という滝があるのだが。



かくれ滝


国道425号線は、業界では「シニゴー」などといわれ、
四国の国道439号線（＝ヨサク）、中部地方の国道418号線
とともに、日本三大酷道とされている。

まあ、もちろん、これは“クルマが通れる国道のなかでは”、
という条件付きだけど。
日本には、クルマが通れない国道もあるし、
あるいは、歩行者も通れなくて、すでに廃道状態となっている
国道もある。

で、国道425号線であるが、しょっちゅう、通行止めとなる。
3年ほど前から、三重県と奈良県の境界あたりで崩土があり、
ながいこと、通行止めであった。
最近になり、ようやく解除となったので、行ってみた。

尾鷲北インターを降り、すぐの交差点を左折。
国道425号線に入る。
すぐに山のなかに入り、クチスボダムをすぎ、
尾鷲市清掃工場をすぎ、この道でいいのか、不安になったころ
かくれ滝という、ちいさな案内看板があった。

オートバイをとめて、3分ほど登る。
すると、なかなかの落差の滝がある。
現在は冬なので、水量がすくないが、
夏に来たら、それなりに見ごたえがあるだろう。

この滝が、もし、関東にあったら、それなりの観光名所に
なっていると思う。
かくれ滝まんじゅうとか、かくれ滝Tシャツくらい、
売る店が出ていてもおかしくないと思うが、
ここには誰もいない。
山奥の静寂のなかに、ただ水の落ちる音がひびくのみである。。

---

ということで、今回の記事のまとめであるが、
国道425号線には、かくれ滝という滝があり、
それなりに見ごたえがある。
以上である。


このあたりには、滝が非常に多い。
国道425号線沿いということで限っても、
このかくれ滝のほか、アナギの滝、不動滝などがある。

アナギの滝は、国道425号線から30分ほど
山道を入ったところにある。
おとずれる人が極端にすくないうえ、このあたりは
クマ、猿などの野生動物が非常に多いところだから、
それなりの準備をしていったほうがいいと思う。