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室生寺のシャクナゲ [ツーリング情報]

室生寺のシャクナゲは、いまが見頃である。


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シャクナゲの花


mapion.gif 室生寺


奈良県の室生寺(むろうじ)に行った。
ここは、シャクナゲの名所として有名であり、
シーズンになると、多くの人が訪れる。
そして、いま、室生寺のシャクナゲは、ちょうど見頃である。

室生寺の建立は、奈良時代末期。
真言宗(密教)のお寺である。
女人禁制だった高野山に対し、室生寺は女性の参詣が許されていた
ことから、女人高野(にょにんこうや)の別名がある。
四国霊場八十八ヶ所を巡礼したお遍路は、
最後に高野山に参って上がりとなるわけだけど、
高野山が女性の参拝を禁じていたころは、
女性は室生寺に参っていたようだ。

もちろん、今日では、そのような差別はなく、
女性も高野山に参拝することができる。
けれども、女人高野の伝統から、
四国八十八ヶ所をまわってから、
最後に室生寺に参拝する女性のお遍路も多いようだ。
私が室生寺を訪ねた5月4日も、
たくさんの白衣を着た女性のお遍路さんがいた。

室生寺は、女人高野というイメージがあるからか、
女性的なしなやかさと清楚さを感じるお寺である
シャクナゲも、淡いピンク色の上品な花で、写真に撮っても美しい。
シャクナゲと国宝の五重塔は、いい絵になると思う。


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五重塔(国宝)とシャクナゲの花


リンク
室生寺



ということで、今回の記事のまとめであるが、
室生寺のシャクナゲは、例年、4月末から5月初めごろが見頃。
今年は、寒い日が続いたからか、いまがちょうど見頃である。
機会があれば、訪ねてみるといいと思われる。


オートバイで室生寺を訪ねる方に、ひとつだけ、アドバイスを。
室生寺は、女人高野という名のわりには、
結構、長くてきつい石段がある。
前掲がきついライティングブーツでは、とても登りにくい。
できれば、べつに運動靴を用意して、はき替えてから
参拝するとよいだろう。

ライディングブーツは、前傾姿勢でオートバイに乗るのにむくように
つくられている。また、いざ、転倒したときには、安全に滑るように、
つるつるのソールとなっている。
だから、そもそも、山登りをするには向いていないのである。
今回、私は、ライディングブーツで奥の院まで上がって行って、
かなり苦労してしまった。

...アホでした。
(^^;