CB750にETCを付けた [オートバイの話]
助成金騒ぎから、約3ヶ月。ようやく、私のCB750にもETCが付いた。
3月14日に申し込んだものの、ETCの車載機が品不足で、
私のところまで、なかなかまわってこなかったのである。
ETC車載機の購入および取付は、ウチの近くのホンダ店に依頼した。
私からの注文は、とくになし。
いつも担当してくださるメカニックの方を、全面的に信頼してまかせた。
で、仕上がりであるが、さすがにうまく付いているな、という感じがする。
上の写真で ↓ の部分がアンテナで、メーター上部に、両面テープの
ようなもので接着されている。へんなブラケットなんかで固定されなくていない。
オートバイにまたがった視点からみて、ほとんど違和感はない。
前面の隠れた部分の処理は、いまひとつ。
ていうか、気に入らない。こんど、ヒマなときに、なおそうと思う。
メーターカバーに小さな穴をあけて、コードをそこに通して欲しかったなあ。
けど、客に無断で、メーターカバーに穴をあけるわけには、
いかなかったんだろうなあ。
車載機本体は、シート下に設置。
CB750の場合、シート下のスペースがほとんどないので、
ちゃんと付くかどうか、不安だったのだけど、問題はなかった。
意外と、本体は小さかった。
電源はヒューズボックスから取るのかな、と思ったら、
シートの下に、サービス用コネクタがあったみたい。
私はカーナビ用の電源を、ヒューズボックスから取っているのだが、
そんないいものがあるんだったら、そこから取ればよかったなあー。
ともかく、ETCが付いたので、先週の末、試しに新潟県の松代まで、
走ってきた。関越自動車道の六日町ICから東松山ICまで乗ったら、
きっちり、1000円であった。
よっしゃ、よっしゃ。
ということで、今回の記事のまとめであるが、
二輪用ETCは、CB750に外観上の違和感がなく、取り付けることができる。
ETCは、休日の上限1000円割引が利用できるので、おすすめである。
ちょっと高いけど、東京～大阪を3～4往復も走れば、モトが取れる。
これから2年のあいだに、それくらいは走るでしょ。
ところで民主党政権になったら、高速道路は無料化し、
ETC車載機は、ムダになってしまうのか？
じつは、私は政治の世界に、ほとんど関心がないので、
ある方のBlogで、そのような内容のことが書かれていたのを読んで、
「あの話 （高速道路無料化案） って、まだ生きてたの？」
とか思ってしまったのだけど．．．。
そもそも、あの話は、約40兆円以上にものぼる日本道路公団の
累積債務をどうするか、という議論をしているときに、
民主党がひやかしに、ちょっと言ってみただけなのでは?．．．。
その後、高速道路無料化の案は、誰からも真剣に議論されることはなく、
2005年10月に、日本道路公団は分割民営化された。
そして、東日本、中日本、西日本という3つの高速道路株式会社と、
独立行政法人日本高速道路保有・債務返済機構ができた。
で、料金収入により、45年をかけて、約40兆円もの累積債務を返済する
というスキームが出来上がったわけである。
私は、政治にはまったく関心はないけど、いちおう社会人だから、
そのことは知っている。
もちろん、45年で約40兆円を返すなんて話、誰も信じていない。
私の予想では、累積債務は、最終的には50兆円を超え、
それは国鉄の累積債務と同様、最終的には一般会計に組み込まれる。
つまり、税金で返すことになるはずだ、と思っているけれど。
ま、それはともかく、民営化会社が出来た時点で、
高速道路無料化の話はなくなったはずだ。
だって、料金を取るかどうかは、
民営化会社が決めることであって、
政府が決めることではないでしょ？
民営化された高速道路会社に対して、「高速料金を無料にしろ。」
と言うのは、いってみれば、JRに対して、「新幹線を無料にしろ。」
と言うようなもんじゃないですか。
いくらなんでも、それはできないでしょー。
今回の高速道路一律1000円のハナシであるが、その財源は、
財政投融資特別会計。ま、細かい話はともかく、要するに税金である。
そこから、民営化された高速道路会社に支払われるわけだ。
つまり、高速道路を利用した人が、本来、高速道路会社に対して
支払うべきである高速料金の一部を、国民みんなが払った税金から
補填してさしあげましょう、と。そういうハナシなのである。
そのことの是非はともかく、利用者の立場からいえば、
私はさっさとETCを付けて、1000円で走った方がトクだと思うけどなあ。
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