ブリヂストンBT-45 VS ダンロップGT501 [オートバイの話]
そのためには、少々、整備が必要であり、まずはタイヤを交換。
前回のブリヂストンBT-45に対して、今回はダンロップのGT501を
装着した。
BT-45とGT501
出所:ブリヂストン http://www.bridgestone.co.jp/tire/
ダンロップ http://tyre.dunlop.co.jp/
それにしても、なぜ、半年もCB750に乗らなかったのか。
理由は単純明快であり、ガソリンが高かったからである。(笑)
私の生き方というか、基本的なポリシーとして、
「高いものは買わない。」というものがある。
第2次オイルショックを経験している世代である私にとっては、
少々、ガソリンの価格が上がっても驚かないけれど、
今回は、さすがに驚きましたよ。
なんたって、レギュラーガソリンが、1リットルあたり190円以上。
( ̄□ ̄;)
いくらなんでも、この価格は異常である。
そして、ガソリンが高額になった主な理由が、サブプライムローンで
大損をこいた禿鷹ファンドの資金が石油市場に流れ、
その結果、石油価格の高騰を招いたというのだから、救いがたい。
私は、こういった強欲な資本主義というものは、いつか滅びてほしいもんだ、
と思っているのである。
ということで、わが家では、
「禿鷹ファンドなんか、儲けさせてたまるかぁぁぁー。」
という号令のもと、オートバイとクルマをほぼ封印。
年間で20万円近く使ってきたガソリン代を、半年で2万円以下に削減した。
このままのペースだと、年間で約15万円の節約である。
かつて、日銀は1分間に10億円、総額で30兆円以上にもおよぶ
市場介入を行った。日銀砲といわれるこの市場介入は、
2000社もの禿鷹ファンドを倒産に追いこんだという。
わが家では、半年で約8万円ものガソリン代を削減したけれど、
禿鷹ファンドがつぶれたという話は、きかない。
私のお小遣いも、上がっていない。
削減したぶんは、どうもそのまま、家内のへそくりになったようである。
西の風も吹けば、東の風も吹く。
現在、レギュラーガソリンの価格は、1リットルあたり120円台に下落。
また、来年度からは、高速道路が1000円で乗り放題になるという
ではないか。そこで私は、
「うっしゃあぁぁー、1000円で九州まで行ったろかい!」
と考え、CB750を復活させることにしたのである。
ダーウィンは言った。「もっとも強い者が、生き残るのではない。
もっとも変化に敏感な者が、生き残るのである。」と。
ということで、CB750の復活であるが、当然のことながら、
半年も放置プレイであったから、そのままの状態では乗れない。
まずはタイヤ。バイクカバーがかかっていなかった部分が、ひび割れちまっただ。
(TΔT)
まだ、交換して2年ちょっとなのに...。
6000キロくらいしか走っていないのに...。
クルマのことに詳しい友人によると、タイヤってやつは、
紫外線が当たる環境に置いてあって、全く乗らないと、
だいたい、半年もするとひび割れてくるということである。
紫外線の透過率を悪くするとかいう保護剤も売ってるけど、
ま、気休めだよね。
ということで、前後セットで交換。
前回は、ブリヂストンのBT-45という、ツーリング向けのバイアスタイヤ
だったけど、今回はダンロップの同じくツーリング向けのバイアスタイヤ、
GT501にした。前後セットで交換して、約2万2000円(工賃込み)であった。
そこで今回は、オートバイ用タイヤのローエンドといわれる、
ハイコストパフォーマンスのツーリング向けバイアスタイヤ2製品の
インプレッションを書くことにする。
ま、値段も特性も、似たようなものだけど、走ってみて感じたのは、
すこーしだけ、ダンロップGT501の方がグリップがいいかな、
ということである。
まあ、BT-45も悪くはない、っていうか、私のようなツーリングにしか
オートバイを使わない者にとっては、十分すぎるほどのグリップ性能
なんだけど。それに、グリップ性能を重視するなら、最初からラジアル
タイヤを履けばいいだけのハナシであり、この2つのタイヤのグリップ
性能を比較するのは、意味がないとは思う。
まあ、この2本を比べたら、GT501の方が多少、グリップがいいということで。
BT-45は、断面形状がまん丸に近いから、わりとスッという感じで
バンクする。それに対して、GT501は断面のRの半径が若干大きいようで、
バンクするのが、気持ち、遅い感じがする。
つまり、ハンドリングは、若干、トロくなる。
けど、そのぶん、安心感があるというか。私のように、ドンくさい走り
をする者にとっては、運転するときに気をつかわないので、かえって
疲れない感じがすることも事実である。
まあ、そのあたりは好みということで。
BT-45はまん丸だから、肩の部分までバンクさせようとしたら大変。
私の場合、フロントタイヤは肩の部分まで使ったけど、リアタイヤには
最後までヘタレライン※ が残ってしまった。
それに対してGT501は、ちょっと、湘南から箱根を走ってきただけで、
肩の部分まで使ってしまっている。ヘタレラインが残らないのは
いいけれど、私のようなドンくさい走りをする者でも、簡単に
肩の部分まで使ってしまうというのは、どうなのか。
激しく攻める走りをする方にとっては、かなり怖いかもしれない。
けど、まあ、そういう人は、最初からラジアルタイヤを履けばいいだけの
ハナシだけど。
まあ、この2本の限界性能の比較は意味がない、ということで。
※ ヘタレライン
BT-45には後輪にも、しっかり、タテの溝がはいっているから、
雨が降って、路面が濡れているときの走行安定性は、非常によかった。
それに対してGT501は、ツーリングタイヤらしく、前輪にはしっかりと
タテ溝があるけれど、後輪にはない。まあ、後輪のパターンをみると、
排水性はかなり良さそうであるから、問題ないとは思うのだが。
このあたりについては、まだ、よくわからん。
問題があれば、またレポートしたいと思う。
ということで、今回の記事のまとめであるが、ブリヂストンとダンロップという
代表的なタイヤメーカーのツーリング向けバイアスタイヤ、BT-45とGT501。
まあ、ぶっちゃけ、どっちもどっちである。
( ̄∀ ̄;)
ツーリングをメインにオートバイを使っておられる方にとっては、
どっちを買っても、そんなに後悔はしないだろう。
私なら、迷わず安いほうを買うけれど、もしもこの2本のうち、どちらを装着するか
迷ったのなら、この2本を比較する限りにおいては、少しだけGT501の方が
グリップ性能がよく、少しだけBT-45の方が、ハンドリングがシャープである、
と覚えておけばいいだろう。
次回もCB750の復活作業である。ブレーキホースの総とっかえについて
書くことにする。