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大学受験、しんどかったなあ [ひとりごと]

2月になってしまったけど、今年になってから、
一度も更新していなくて。

読者から、「なんか、書けよ。」と言われたのだけど、
今年になってから、まだ、オートバイや自転車で
出かけていない。だから、書くことがなくて。w

ということで、今回も雑文をあげることにする。
あんまり面白くないですから、期待しないで
くださいね。www


2月というと、私にとって忘れることができないのが
大学受験である。私自身は、このブログでは何度か
書いたけど、MARCHのR、つまり立教大学出身である。

youtubeにwakatte.tvという人気チャンネルがあるのだが。
京大と早稲田出身の2人のコメディアンが、
私立大学をディスりまくるという内容である。
とりわけ、そのターゲットとなっているのがMARCH。
彼らによると、
MARCHなんか、3ヶ月も勉強すれば、
誰でも入れる。行ってるやつは
バカばっかり。

なのだそうだ。

ヤメロオマエ。(笑)



実際には、どうなのか。
私自身は、大阪のトップではない公立高校から
一浪して立教に進学した。
まあ、たしかにバカなんだけど。

でも、入学してから周囲を見渡すと、必ずしも
私のような者ばかりではなかったね。
実際には、私立の進学校や県下トップクラスの
公立高校からMARCHに入ってくるやつって、
意外と多いのである。
同じクラスのなかには、名古屋の旭丘とか、
長野県の松本深志とか、野沢北とか、
石川県の金沢泉が丘出身のやつがいた。
都立だと、立川とか国立といったトップクラス。
同じゼミには、滋賀県の膳所もいたなあ。

彼らの第一志望は、当然のこと
ながら、MARCHではない。

みーんな、上位の大学をすべってきたのである。 ←ヤメロオマエ


まず、早慶落ちは当然ね。(笑)

国公立だと、東大、京大落ちはさすがにいなかったけれど、
一橋とか旧帝大、あるいは筑波とか、上位の国立大学を
受験したけど、ダメだったやつが多かったな。

理由は簡単で、私立の進学校や県下トップクラスの
公立高校だと、ほとんどが5教科7科目を勉強して、
国立大学をめざしているから。
そういうやつが私立の上位、とりわけ早慶を
受験すると、思わぬ失敗をすることになる。
ということで、MARCHに落ちてくるんだよね。



私自身のことを書くと、前述のように、
大阪のトップではない公立高校出身なんだけど、
いちおう進学校(偏差値68)だったので、
5教科7科目を勉強していた。

当時の大阪では、国公立志向が強く、
「私立大学は、国公立に行けない
やつが行くところ」

という認識だったから。

理由は、wakatte.tvでも言っているけど、
関西には早慶にあたる私立大学がないからである。
まあ、さすがにいまどきは、下位の国公立を蹴って、
同志社、関学に行くやつも多いようだけど、
私らの頃は、そんな感じだったね。

で、私の受験勉強であるが、高校在学中は
遊んでばかりで、ほとんど勉強してなくて。
浪人してから受験勉強を始めたんだけど、
最初の3ヶ月くらいで受けた模試では、
偏差値55だった。

けれど、そこから上げていくのが、しんどかったね。

ま、これは当然で、偏差値55というと
100人中30番くらい。
MARCH下位の合格基準となる偏差値60で、
100人中15番くらい。
MARCH上位の合格基準となる偏差値65というと、
100人中7番くらいだから、
きびしくなるのは当然なのである。

「MARCHなんか、3ヶ月も勉強すれば、
どんなバカでも受かる。」と受験産業はいうけど、
案外、そうでもないから。
すくなくとも、私レベルのバカにとっては
むずかしかったね。


10月になった。私は得意の英語と地理の偏差値は
60を超えたけど、苦手の国語と世界史が伸び悩んでいた。
で、見かねた予備校の進学指導担当が、
「このままだと、MARCH、関関同立もあぶない。
いったん国公立の受験をあきらめて、
私立に絞ったらどうか。」
と言ってきた。

国公立を落ちて、MARCH、関関同立にも
受からなくて、その下の産近甲龍、日東駒専
に行くケースって、案外、多いらしいのだ。
予備校の進学指導担当として、そういうのを
たくさん見てきたんだろうな。

まあ、いいアドバイスなんだろうけど、
じつは私、数学が好きというか、得意だった
んだよね。
せっかく、数I、数IIBを半年も勉強したのに、
捨ててしまうのは、もったいない気がした。

すると、予備校の進学指導担当は、
「過去問を見て、選択科目を数学にするか、
地理にするか、決めたらいい。
いずれにしても、関関同立、MARCHの入試を
なめてかかると失敗するぞ。
とくに同志社、明治、立教の英語は、傾向と対策を
怠ると、まず、高得点は期待できないから。」


まだ、センター試験もない時代だった。
当時の大学入試は、完全に一発勝負だったので、
とにかく結果をださないと、どうしようもない。
私は予備校の指導担当の言葉に、すなおに従う
ことにした。

2月になり、受験が始まった。
受験科目に地理がなかった同志社は、
数学を選択科目にして、なんとか合格。
あとは全部、地理で受験した。
で、いくつか合格したのだが、当時、いちばん
偏差値の高かった立教に決めた。

国立大学は、いちおう受験はしたけれど、
やはり、ダメだったね。www

英語と数学、地理、地学は、まあまあ書けたんだけど、
国語と世界史が苦手というのは、致命的だった。

まあ、もう、立教に受かっていたので、
少々、高めの大学を受けたんだけど。
模試ではC判定だったけど、一発逆転に賭けた。
こういうのを、受験用語では“特攻”というのだけど、
見事に玉砕したね。www



ということで、今回の記事のまとめであるが、
受験産業のいうことを鵜呑みにして、
MARCHをなめてかかると、いたいめにあうよ、と。
ま、そういうことである。


まあ、いまとなっては、いい思い出だけど、
大学受験当時は、しんどかったなあ。

昨今、よくいわれる学歴コンプレックスだけど、
私の場合は、ほとんどないね。
というのは、前述のように大阪のトップではない
公立高校出身なので、友人のなかで、東大、京大に
行ったやつは、ひとりもいないから。w

令和5年における母校の進学実績を見てみても、
京大に1人 阪大に5人 神戸大に10人。
あとは、北海道、東北、名古屋といった旧帝大に
ひとりずつ。
で、最も多いのは私立大学で、同志社が81人、
関西学院が159人、関西が235人。

要するに、しょせん関関同立への進学がメイン
の高校なのである。
そういった意味では、ラクだったかな。

大阪でトップの公立高校である北野とか天王寺、
あるいは三国ヶ丘、四條畷、生野なんかだと、
阪大に行っても学歴コンプをこじらせるという。
なんだってそうだけど、上にいけばいくほど、
人生、しんどいのである。


私もMARCH出身なのですが。最近の受験産業の「MARCH下げ」には、いったい、どういう意図があるんでしょうね。最近では、高卒の者にまで、「MARCHはバカだ。3ヶ月で受かる。」と言われてしまって、困っております。
というご質問をいただいた。

→善意に解釈すれば、「MARCHで満足するな。もっと上をめざせ!」ということなんでしょうね。

近年、少子化がすすんでおり、各大学とも、指定校推薦の枠を増やして、学生の確保に躍起となっております。立教大学でも、最近では推薦入学の比率が3割を超えており、おまけに、創立150周年記念事業とかで、箱根駅伝に出場するため、スポーツ推薦までとっております。非常に嘆かわしい状況ですわ。

いま、MARCHのなかで、まじめに一般受験で試験を受けさせているのって、明治くらいではないかと。そういう意味では、明治はりっぱだと思いますが。

こういう状況ですから、私立の進学校では、成績が中位~下位くらいの子に評定4以上をあたえて、要するにゲタをはかせて、どんどんMARCHに送り込んできます。で、成績が上位の子には、早慶とか国立を受験させて、進学実績をかせぐ、と。そういうことなんですね。

MARCHよりも下の大学ですと、そもそも受験を突破して入る子は少なくて、半分以上が指定校推薦か総合型選抜(AO)で、これに付属校からの内部進学が加わります。一般受験でも、英検2級をとれば英語が満点扱いですから、こういってはなんですが、まあ、誰でも入れる合格はしやすいですよね。

こういう状況って、予備校にとっては、たまったものではないんですよ。ただでさえ、少子化で子どもの数が減っているうえ、まじめに受験勉強に取り組む子がすくなくなっている。ということで、商売あがったりなんですね。
そういうことから、MARCH=バカというイメージを植え付けて、もっと上をめざすことをすすめる。で、早慶国立に落ちて浪人すれば、さらに儲かる、と。そういうスキームになっているわけです。



バカが国立に落ちて、MARCHに行った話、おつ。なんで同志社に行かなかったんですか?
というご質問をいただいた。

→付属高校の偏差値が低いからです。

中学のとき、学年で中の上くらいの成績だったやつが、専願で同志社の付属高校に行きまして。大学で、あいつの後輩になるのかと思うと、それだけはイヤでした。
バカはバカなりに、意地がありました。www

また、当時、立教はMARCHトップで、偏差値は同志社よりも、高かったのです。現在では、同志社、明治のほうが上、とされていますが。それに、京都よりは東京に行ったほうが、就職、その他で圧倒的に有利ですから、立教に行きました。

ちなみに立教と同志社は、キリスト教の学校同士ということで、多方面で交流があります。私が所属していた美術クラブも、同志社のクラマ画会と、毎年、合同展を開催しています。



MARCH=バカは当然として、そのなかでも立教の凋落ぶりはひどいですね。
というご指摘をいただいた。

→明治の躍進がすごいんですよ。

昔の明治というと、駿河台キャンパスの前の立て看とアジビラが名物でした。なんだか怖くて、女子なんか、入学できなかったですよ。それが、10年くらい前に、古い本館と校舎が全部取り壊されて、すごくきれいな高層ビルになりました。おかげで女子学生も増えました。明治が急上昇したのは、それからです。青学と立教を抜いて、MARCHトップに踊り出ました。

対して、立教は拡大戦略に失敗して、自滅しました。私らのころは、1学年3,000人弱のこじんまりした大学だったのに、新座キャンパス(以下、座キャン)の拡充により、5,000人くらいまで増えました。座キャンの学部はFラン大学みたいな名前のうえ、偏差値も池袋キャンパスの学部にくらべて、5~10ほど低いです。

それに立教は明治とちがって、知名度がありません。とりわけ、関西ではまったく知られていません。もともと、全国から学生を集めることができないのに、拡大戦略に走ってしまったため、競争率が極端に下がってしまいました。また、阪神ファンにとっては、立教=長嶋茂雄=アホ、ですからね。大阪では、とんでもないバカ大学と思われているフシがあります。w

まあ、失敗したわりには、まだ健闘しているほうです。OBとしては、全体の偏差値が下がってしまったのは嘆かわしいですが、池袋キャンパスの学部だけを比較したら、明治に負けていないと思います。なんとか、巻き返してほしいですわ。



立教って、関西では知名度が低いんですか。
というご質問をいただいた。

→合コンで、女の子に「どこにあるの?」と言われました。

大学に入学して最初の夏休みに、高校時代の同級生たちに呼ばれて、京都にある女子大との飲み会、いわゆる合コンに参加しました。ま、人数あわせですね。で、となりに座った女の子に話しかけられたのですが。

女子「大学、どちらなんですか。」(以下、京都弁で)
私 「立教です。」
女子「は?...立命館?」
私 「いや、立教です。」
女子「どこにあるんですか。」
私 「東京です。」
女子「はあ、私立なんですか。」
私 「はい。」
女子「...ほな、楽しんでくださいねー。」

という会話のあと、その子は同志社に進学した同級生たちのところに行ってしまいました。そのあとは、友人たちの引き立て役に徹して、2次会には参加せず、河原町の駅からひとりで帰りましたが。


いくらなんでも、「どこにあるんですか?」はないでしょう。ハナシ、つくってません?
というご指摘をいただいた。

→いや、マジで。wwwwww

まあ、付属校からの持ち上がりで、受験勉強を経験していない子だったら、そんなもんでしょう。それに、京都の女の子って、いまだに日本の中心は京都って思っているみたいです。東京なんて、家康が開拓したとんでもない田舎と思っていそうですわ。wwwwww



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