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シリンダーヘッドカバーからのオイル漏れ修理 [オートバイの話]

シリンダーヘッドカバーから
オイルが漏れてきたので、修理した。


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シリンダーヘッドカバーをはずしたところ


ちょっと前のことなんだけど、オートバイを動かしたら、
なんだか臭い。エンジンオイルが蒸発したときの
においがする。

安全なところにとめて、エンジンを見てみると、
シリンダーヘッドカバーのパッキンのところから
オイルが漏れていた。しかも、盛大に。www
約16年、7万キロ走って、はじめて経験する
重大なトラブルである。

ま、ホンダ以外のメーカーであれば、
日常茶飯事というウワサもあるけど...。


バイク屋さんに行って、パッキンなどの部品を発注。
だましだまし走って、家まで帰った。


天気のいい日曜日に整備を開始。
まずは、タンクをはずす。
で、シリンダーヘッドカバーをはずそうとしたけど、
上にイグニッションコイルとか、ホースとか、
いろいろあって、はずせない。

04ignition.jpg
イグニッションコイルとか、ホースとか...

「シリンダーヘッドカバーをはずすくらいで、
なにを手間どっているのか。」
とか言われそうだけど、私のオートバイは油圧タペットで、
バルブクリアランスは自動調整式なのである。
だから、シリンダーヘッドカバーをはずすのは、
今回、はじめてなのである。
結局、上にあるものを全部はずすのに、1時間くらい、
かかってしまったね。


01cylinder.jpg
シリンダーヘッドカバー

で、シリンダーヘッドカバーをあけて、見てみる。
約7万キロも走っているのに、案外、きれいである。


02Cylinder.jpg
シリンダーヘッド

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カム

シリンダーヘッド内部も、まあまあ、きれい。
カムの異常摩耗もなし。
さすが、ホンダのオートバイだね。


05liquid.jpg
液体ガスケットを塗布

パッキンとマウントラバーを新品に交換し、
指で液体ガスケットを塗布する。
これは、パッキンとシリンダヘッドカバーの
密着度を高めるためと、パッキンをヘッドカバーに
仮止めするための糊の役目をする。


06comp.jpg
完成

で、いきなり完成。wwww
液体ガスケットで指が汚れていたので、
写真を撮る余裕はなかった。

作業の注意事項としては、シリンダヘッドカバー
を固定するボルトを締めすぎないこと。
トルクレンチを持っているなら、だいたい15Nくらい。
持っていないなら、メガネレンチで「ん」くらい。
「んんっ」だと強すぎるから。www



ということで、今回の記事のまとめであるが、
シリンダヘッドカバーからのオイル漏れ修理は
そんなにむずかしくない。以上である。

恐縮だけど、いちおう、決まり文句だから。
この記事を読んで、あなたが自分でシリンダヘッドカバー
の修理をされたことにより、オートバイが故障したり、
あるいは事故を起こしたり、あなたがケガをしても、
takは責任を負いません。

私のオートバイは、約16年、7万キロ乗ってきて、
これまでノートラブルだった。
けれど、経年劣化は確実にすすんでいるね。
もう、製造中止後、12年以上経過しているから、
メーカーで保管している部品もなくなってきているし...。
ま、いつまで乗れるのかな、といったところである。

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