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山陽本線の115系電車 [ムダ知識]

山陽本線で、115系電車を見た。

115_3107.jpg
115系電車3000番台 山陽本線 厚東(ことう)駅にて


ご注意:
鉄道に興味がない方にとっては、
かぎりなく、どうでもいい内容です。



1月15日に公開した記事、
残り少なくなった国鉄型車両」 のなかで、
「あれほど、たくさん走っていた115系も
現在は、壊滅状態だもんなあ。」
と書いたところ、読者から、
「そんなことないですよ。」
という情報をいただいた。

115系電車は、近郊型電車の代表的な車両として
1963年から1983年までに1,921両が製造された。
首都圏では、東海道本線のほか、横須賀線、
高崎線、東北本線、中央本線、内房線、
外房線、常磐線などで使われていたから、
ほとんどの読者の方は、乗ったことがあるだろう。

115系電車は、2018年を境に、首都圏では、
ほぼ見かけなくなった。
けれど、ローカルでは、そうでもないらしい。
ツチノコといっしょで、いないと思われていても、
いるところにはいる。そういう存在なのである。
(いないって。)


その生息地のひとつが、山陽本線の岩国以西。
むかしから、古い電車のたまり場みたいなところである。
私が子どもの頃、東海道本線で準急「東海」として
運用されていた153系電車も、最後の働き場として、
1982年頃まで、この区間を走っていたし。
2020年3月のダイヤ改正で、広島地区の電車の多くが
227系に置き換えられたものの、岩国~下関間では
まだまだ、多くの115系が活躍している。

ということで、佐多岬から帰る途中、
山陽本線の厚東(ことう)駅に、立ち寄ってみた。

待つことしばし、9:40発の新山口行きの
普通列車がやってきた。
115系3000番台。2つドア仕様である。

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115系3000番台


首都圏では115系というと、3つドアというのが定番だった。
けど、このあたりでは、それほどの旅客需要はない。
ということで、2つドアの転換クロスシート仕様と
なっているのである。
さすがに中国地方。
わずかに生き残ったヒバゴンとともに、
稀少な115系の生息地となっている。
(だから、いないって。)


扉がしまり、MT54型モーターのグォーンという爆音を
響かせて、走り去って行った。
インバータのウィーン、グィーン、クォーン、グォー
という音に慣れてしまっている現在となっては、
この直流モーターの音は、懐かしさを感じるな。

かつては、この直流モーター音とともに、
日本中を旅したなあ。


20年くらい前、青春18きっぷで、東京から西に
行ったときも、東海道本線は湘南カラーの115系。
米原から山陽本線の相生(あいおい)までは、
117系の新快速。そこから先は115系だった。
ということで、東京から下関まで、ずっと、
あの音を聞きながら乗っていた。

JR西日本は、使える車両は使いたおす方針だけど、
さすがに、製造後40年ちかく経過するこの車両を、
今後も使い続けるのは、むずかしいかも。
ということで、近い将来、227系に置き換えられる
かもしれないね。



ということで今回の記事のまとめであるが、
山陽本線の岩国~下関間では、いまも115系電車
が走っているのを見ることができる。
それだけである。


そういえば、もうすぐ営業を開始するJR西日本の
「WEST EXPRESS銀河」であるが、
もとは117系であり、モーターは115系とおなじMT54。
あの爆音のなかで寝られるのかと、心配になるな。
まあ、私と同じ年代の人だと、あの音を子守唄に、
夜行列車で旅をしたという人も、たくさんいる。
だから平気だろうけど、いまどきの若い人が、
あの音を聴くと、ちょっと、びっくりするかも
しれないね。wwww



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