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遠軽~釧路 自転車ツーリング その1 [日本外周自転車の旅]

遠軽(えんがる)から釧路まで自転車で走った。


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今回走ったコース

1日め 遠軽~能取(のとろ) 104km
2日め 能取~ウトロ 101km
3日め ウトロ~羅臼(らうす) 30km
4日め 羅臼~根室 142km
5日め 根室~霧多布(きりたっぷ) 116km
6日め 霧多布滞在 10km
7日め 霧多布~釧路 88km
  合計 591km


●走行データ
  使用した自転車   ロードスポーツ改造車
  チェーンリング    44T-32-22T (3段)
  カセットスプロケット  11-34T (8段)



遠軽まで

2016年6月8日午前9時、私は茨城空港にいた。
今日は、ここから新千歳空港に飛び、
さらには遠軽まで、鉄道で輪行しようと思う。

茨城空港は、常磐線の石岡駅の近くにある。
自衛隊の百里基地の民間共用化により、
2010年より、スカイマーク航空、春秋航空などが
運行している。
東京から、やや離れたところにあるが、
距離的には、成田空港と大差はない。
今回、茨城空港発のスカイマーク航空便を選んだのは、
茨城空港は駐車場が無料であるからであった。

午前10時15分、搭乗開始。
スカイマーク航空では、窓側の席、真ん中の席、
通路側の席の順で搭乗するよう案内される。
しかしながら、団体のおじさんたちは、そんなもん、
無視して、どんどん乗ってしまう。
結局、通路側の席を予約した私が乗るころには、
すでに、ほとんどの席はうまっているうえ、
頭上の棚に荷物を置くスペースはなかった。
まあ、200席の737だから、なんとかなったけれど、
777のような大型機だと、大混乱になっただろうな。

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茨城空港にて


午前10時40分、ほぼ満席の乗客をのせた737は離陸し、
11時55分、ほぼ定刻に新千歳空港に着陸した。
バゲッジクレームで自転車が出てくるのを待つ。
12時15分発の快速エアポートに乗れば、
札幌駅を13時ちょうどに出る特急カムイに乗れるのだが、
まあ、これは無理だろうなと思っていた。
結局、私の自転車が出てきたのは、12時15分ごろ
であった。

12時25分発の快速エアポートで札幌にむかう。
次の特急オホーツクは15時08分発で、約2時間の
待ち時間がある。どこかでラーメンでも食べたかったけれど
自転車を持っているから、動きづらい。
めんどうくさいので、札幌駅の6番線で約2時間をすごした。

14時50分ごろ、網走行きの特急オホーツク5号が
入線してきた。昔なつかしい、キハ183系であった。
首都圏では、国鉄時代につくられた車両をみる
ことは、もはや、まれであるが、ここ北海道では、
特急列車にも堂々と使われている。
自由席のシートは、かなりくたびれていた。

こういうとき、純粋な鉄道ファンであれば、
引退まぢかの車両に乗れてよかったな、と思う
のかもしれない。私はというと、
「せっかく高い特急券を買ったのに、こんなボロい
車両にのせるなんて...」
と思ってしまう方である。
15時08分、なつかしいディーゼルエンジンの音を
ひびかせて、オホーツクは発車した。


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JR札幌駅に入線するキハ183系 特急「オホーツク」


札幌から遠軽までは、約260キロある。
キハ183系は、ボロ車両にしては意外なほどの
高速で進んでいくが、それでも3時間30分ほどかかる。
上川をすぎると、つい、私は、つい、うとうとしてしまった。
すると、ガツンという音がして、急停車した。
すぐにアナウンスがあり、
「ただいま線路内に入っていたシカと接触しました。
おそれいりますが、異常がないか確認が終了するまで、
しばらくお待ち下さい。」
というアナウンスがながれた。

私が石北本線に乗ると、なにかが起こる。
前回は落ち葉で車輪がすべって、上り勾配を
登れなかったのだが。
結局、オホーツクは約20分遅れで遠軽駅に着いた。
私のせいで列車が遅れたようで、なんだか申し訳なかった。
自転車を組み立て、明日からのツーリングに備える。

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JR遠軽駅にて

そうそう。なぜ、遠軽なのかを説明するのを忘れていた。
私の場合、ゴールした地点から、次の旅を始める
という自分ルールを決めているのだが、
前回(2012年10月13日から19日まで、札幌~遠軽590km)
のゴールが遠軽だったからである。
今回は、遠軽から始めて、釧路まで走るつもりなのである。


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