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SSDに換装したった [ムダ知識]

ノートPCのHDDをSSDに換装してみた。


女もすなる換装というものを
男もしてみんとてするなり。

(口語訳)
女性がするというHDDの換装というものを、
男である私もやってみようというものである。



PCのパワーアップ対策として、一般的に行われているのは、
メモリーの増設とHDDの換装である。

できればやらない方がいいね。

というのは、まっとうなメーカー製のパソコンは、
裏ブタのところにシールが貼ってあって、
それを破らないと、メモリーの増設とか
HDDの換装ができないようになっている。
で、シールを破った瞬間、
メーカー保証が受けられなくなるから。
なんらかの事情で、メーカー修理を依頼しなければ
ならなくなったとき、一気に地獄
に堕ちてしまうね。wwww


まっとうなメーカー製でないパソコン、
つまりは自作などの場合、
BIOSを操作して新しいドライブを認識させ、
OSからインストールしなければいけないし、
周辺機器に応じたドライバを1コ1コ、
あてていかなければいけない。
でもって、アプリケーションソフトを全部、
インストールしなおしである。
私自身も、そういったことを何回かやったことが
あるけれど、あんなことをするくらいだったら、
新しいPCを買った方がはやいと思うもんな。


けれども、最近、SSD(ソリッドステートドライブ)なるもの
が出回っており、これがなかなかイイらしいのだ。
しかも、SSDメーカーがHDDをまるごとクローン
をつくるソフトを配布しているので、簡単に換装できるみたい。
ということで、いま、新しいものを積極的に取り込む
女性ユーザーを中心に、SSDへの換装が流行っているらしく、
ググってみると、ブログやツイッターにたくさん上がっている。


で、今回私が換装しようというブツであるが、レノボの
IdeaPad S10-3というもの。2010年11月に購入した
ネットブックである。

ネットブックとはなにか。
若い方はご存じないだろうけど、5~6年くらい前に
ちょいとしたブームになったノートPCのカテゴリーである。
主な用途と想定しているのは、ウェブサイトの閲覧や
電子メールなど、基本的なインターネット上のサービス。
そのぶん、安価で簡便になっている。
オプティカル・ドライブなど、めったに使うことのない
周辺機器などは、最初から装備されていない。

「そんなもん、スマホかタブレットPC
で十分だろ。」

と思われた方、正解である。
いまとなっては、ネットブックは時代遅れになり、
とんと見なくなったね。


けれども、ウチにはネットブックが2台もある
んだよなあ。wwww

理由は、私の子どもたちが大学に通っていたとき、
使っていたからである。
で、卒業後は使わなくなったので、程度のいい1台を
私がもらい受けた。
要するに、子どもたちのお古を、
いま、私が使っているのである。


ネットブックは、もう、とっくに時代遅れなんだけど、
使ってみると、なかなか勝手がいい。
子どもたちと違って、ITに弱い私にとっては十分である。
で、これをSSDに換装することにより、なんとか延命させよう、
というのが、今回のミッションなのである。
それでは、実際にモノをみてみよう。


lenovo-ideapad-s10-3.jpg
レノボ IdeaPad S10-3

液晶は10.1インチ。ちょうどB5サイズくらいで、
重量は1.2kgとかるい。
CPUはインテルのAtom N450というモバイルPC用の
省電力プロセッサ。1.66GHz/1コアである。
ATOMプロセッサは、Celeron、Core iなんとかといった
メインストリーム系CPUの省電力化がすすんだことにより、
最近は、ほとんど見なくなったね。

HDDの容量は160Gバイト。
私がいま、プログラム、データ領域として使っているのは
20GBくらいしかないけど。
こいつをSSDに換装しちまおうと思う。


ちなみに、私が使っているアプリは、
EvernoteあるいはGoogleKeepといったメモアプリ。
それとメール、カレンダーだけ。
それ以外のアプリは、めったに使わない。
だから、本当はWindowsである必要はない
けれど、LinuxあるいはChromeOSへの移行となると、
簡単にはできないからね。


SSDはトランセンド製を選んだ。
理由はいちばん安かったから。ww
128GBが尼で7,280円。
ホント、安くなったよなー。
4年くらい前の1/5くらいの値段だもんな。

この7,000円あまりの投資で、ネットブックを
あと2年、延命できれば、もう、ノートPCなんか
買わなくてもいい時代になるかもしれない。

SSD370.jpg
トランセンド SATA-III 6Gb/s SSD370


で、ポチッとやると、例によってでっかい箱で
SSDが送られてきた。開けて、持ってみると...。
軽!

ssd.jpg

むかし買った、3.5インチのHDDにくらべると、
ほとんど空気みたいなもんである。
「こんなもんでPCが動くのかよ。」
と思う。

で、ネットブックと接続させようとすると、
ケーブルがないじゃん。
てっきり付属してるもんだ、と思っていた私がバカ
だったね。

で、友人であるmicyuさんに相談すると、
「1回しか使わないSATA to USBの
ケーブルを買うよりも、HDDのケース
を買った方がいいですよ。」

と。なるほど。
いいアドバイスである。

ということで、玄人志向さんのHDDケースをポチッと。
換装作業は翌日におあずけとなった。

case.jpg
玄人志向 2.5インチ HDDケース GW2.5SC-SU2



翌日、また尼のでかい箱でHDDケースが送られてきた。
早速、そのなかにSSDをセット。
前日にトランセンドのWebページからインストールしていた
SSD scopeというソフトでクローンをつくる。
つぎにネットブックの裏のネジをはずし、HDDをはずして
SSDに交換。

change1.jpg
裏ブタをあけたところ


change2.jpg
SSDに換装する



「さてと。ここからが面倒くさい
んだよなあ。」

と思いながら、電源を入れてみる。
すると...いきなりWindowsが立ち上った

ウソー。
Σ(゚Д゚ )ノノ

いま、ディスクの換装ってこんなに簡単なの?!
......。(汗)
ということで、できちゃいました。ww


動作は快適である。
電源スイッチを押してから、操作できるようになるまで
だいたい1分くらい。
いままでは2分以上かかってたもんな。
GoogleKeepとかカレンダー、Webの閲覧くらいなら、
動作はサクサクで快適である。

うん、よかったよかった。

SSDは、次回以降のPCでも使える。
デスクトップに入れてもオッケー!だし、
あるいは、micyuさんに薦められたインテルのNUC。
CDケース大の箱のようなキットにメモリーとSSDを入れれば、
そのままPCとして動く。

うん、買って損はないですわ。



ということで、今回の記事のまとめであるが、
SSDの換装はカンタンである。
私のようなバカでも出来るんだから、
ちょっとPCに詳しい人なら、カンタンすぎて
退屈なくらいであろう。
SSDへの換装は、最も手軽にできるPCの
パワーアップ対策だし、投資はムダにならない。
メーカー保証の切れた古いPCを延命させようと
思っておられる方は、トライしてごらんになると
いいかもしれない。



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