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中型免許の限定解除をした その10 [ムダ知識]

ということで、中型免許の限定解除技能試験8回めである。


朝8時30分に、府中試験場。
自宅のある立川から、府中試験場は近いとはいえ、さすがに疲れるね。
いつものように、約20分前に来て、2Fの技能試験室で待機する。

今日も、外国人の方が、たくさん受験しに来ている。
興味がない方にとっては、どうでもいいことだろうけど、
日本語が堪能でない外国人が、日本の教習所で
運転免許を取得しようとしても、まず無理。
そりゃそうだよね。そもそも、日本語が読めなければ、
学科試験に合格できるわけないもんな。

ということで、ふつうは外国で取得した運転免許を、
日本の運転免許証に切り替える、という方法を選択する。
こういうのを、『外国審査』という。
その際、試験場において、「知識確認」と「技能確認」というもの
を受験しなければならない。

ぶっちゃけ、やさしいらしい。

知識確認は、5カ国語のなかから選択でき、
10問中7問正解できればOK。しかも、問題は超簡単らしい。
技能確認は所内試験のみ。路上試験はなし。
で、坂道発進、方向変換、縦列駐車などの課題もなし。
「じゃ、なにやるのよ?」と思うよね。(笑)
ま、普通に走れて、クランクとS字が通過できれば、
ほとんど、合格じゃないですか。

まあ、国際的に見た場合、日本の運転免許試験のむずかしさは
異常であり、外国人に対して、日本人と同じ試験に合格すること
を要求したら、「グローバル・スタンダードがどうのこうの」、とか、
「外国人差別がどうのこうの」とか、確実に騒がれるだろうし、
あるいは、報復措置として、外国に住む日本人に対して、
簡単には、運転免許を取得できないようにされるかもしれない。

だから、日本に住む外国人に対して、たやすく運転免許を取得できる
ようにするのは、ある程度、やむを得ないと思うし、
ちゃんと任意保険に加入したうえで、乗用車しか運転しない、
というのなら、べつにかまわないと、私は思う。

けれど、仕事として、トラックとかバスなんか、
運転されたりしたら、たまったもんじゃない。
大型免許ですら、お金で簡単に買える国も多いのだから。
今後、日本国内において、外国人のプロドライバーが起こす
交通事故については、大きな社会問題になりそうな予感がするな。



(受験8回め)
ま、そんなことは、どうでもいい。
日本人である私にとっては、きびしい試験に合格するしか、
運転免許を取得する方法はないのだから。

ということで、試験開始である。
今回の受験は、大型連休をはさんだため、2週間ほど、間隔が
あいてしまったうえ、今日の試験車は、ギアが入りづらい。
また、エアブレーキが、あるところから急に効き始めるので、
運転がギクシャクする。
どうも、うまくリズムに乗れない。

1回目の受験以外、失敗したことのない路端停車で失敗。減点10
隘路では、またもや、失敗してしまった。
1回で入れることができなかったので、切り返し。減点5
さらにシフトミス1回。カックンブレーキ1回。
大きなミスだけはせず、なんとか完走はできたものの、
なんだか、ヘロヘロになりながら、ゴールした感じであった。
「今日もダメだったかな...。 」
(´・ω・`)

下を向きながら、試験官のところに行った。
試験官 「合格予定です。」

.........やった。
\(^○^)/


license1.jpg
中型車限定解除の裏書



ということで、今回の一連の記事のまとめであるが、
中型免許の限定解除は、むずかしくはない。
運転がどヘタな私が、教習所に行かずに8回の受験で
合格できたのだから。
ふつうに運転ができる方であれば、3~4回くらいで合格できるだろうし、
運転が上手な方であれば、一発で合格できるのではないか。
みなさんも、チャレンジされてみては、いかがであろうか。


<かかった費用>
 受験料    3,350円×3回=10,050円
         3,100円×5回=15,500円
 ※4月1日より
 本 「中型・大型自動車免許の取り方」  1,000円
 ───────────────────────────
 計                      26,550円


都内の自動車教習所に通うと、10万円くらいかかることを考えれば、
かなりおトクであった。


<感想>
中型トラックの運転は、非常に楽しかった。
また、受験を通して、自分の運転が、いかにどヘタであるかを
再認識したし、一方で、車両感覚や安全確認など、
安全にクルマを動かすために必要な最低限の技術は、
向上させることができたのではないか、と思われる。


<これから受験しようと思われる方へ>

現在は、中途半端な存在である中型免許であるが、
近い将来、運輸業界では主流になるだろう。
今後、取得しようとしたら、かなり難しくなるに違いない。
トラックメーカー各社は、すでに4トントラックのラインアップ
を減らしている。 (自主規制? もしくは行政指導?)
早晩、8トン限定の中型免許では、仕事ができなくなるに違いない。

ということで、いま、中型限定解除を受験しに来ているのは、
先見の明のある、プロの運転手さんがほとんどである。
が、プロではない、一般のドライバーであっても、
将来、中型のトラックやマイクロバスを改造してキャンピングカーに、
などといったことを考えておられる方にとっては、
簡単に取れる、いまのうちに取っておいた方がいいかもしれない。


なお、試験場の技能試験を受けるコツであるが、
はっきり言って、落ちても気にしないことである。
私の場合、府中試験場の技能試験は、普通免許のときに4回、
自動二輪の限定解除のときに6回、
そして、今回の中型免許の限定解除で7回。
合計17回も落ちているから。(笑)
いかに、私の運転がどヘタであるかが、よくわかるでしょ。

いまの試験官は、昔にくらべれば、考えられないほど親切なので、
落ちても、そんなにへこまないかもしれないけどね。

ま、人生において、誰しもが突破してきた高校入試、
あるいは大学入試にくらべれば、
試験場の技能試験なんて、キラクなもんである。
だって、毎回、毎回、同じ問題 (課題) が出るのだし、
何回でも受けられるんだもん。(笑)
たとえ、100回試験に落ちたとしても、
1回合格すればそれでいいのだから。

減点法の試験というものは、同じ失敗を繰り返さないという
ことさえやっていれば、必ず合格できる。気楽に、そして、あきらめずに
挑戦し続けることを、おすすめするものである。


ご注意

※この受験体験記は、2012年5月時点のものであり、
 筆者takの個人的な感想を書いたものです。
 技能試験の方法、採点基準は、刻々と変わっていますから、
 受験に必要な情報は、必ず、ご自身でご確認ください。
 本Blogに書かれた情報により、なんらかの障害が
 発生したとしても、takは責任を負いません。


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