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BMWが似合う人、似合わない人 [オートバイの話]

友人のwaka氏がBMW S1000RRに乗ってきたのだが。


wak1.jpg
BMWが似合う人、waka氏
 10年間のブランクを、まったく感じさせないくらい、キマっている。


大病から復活した友人の快気祝いをしよう、ということで、
友人数人が集まって、早川から箱根をドライブした。
すると、参加した友人のひとり、waka氏がオートバイで来た。
なんと、BMWのS1000RRである。
で、その印象。

はや!
(^^;


以前の記事でも書いたように、BMWは結構、
前衛的なものづくりをするメーカーなのである。
日本国内の多くのBMWオヤジにとって、BMWのオートバイとは、
水平対向ツインのエンジン、シャフトドライブ、テレレバーといった
独特のメカニズムや、ツーリング仕様の豪華な装備なんだろうけど、
S1000RRには、そんなもん、ひとつもついてないから。
純粋に速く走るための、最先端のテクノロジーしか、身につけていないのである。


並列4気筒の999ccのエンジンは、193馬力をたたきだす。
しかも、車体の乾燥重量は178kg
250ccなみである。
これほど、とんがったオートバイって、国産には見当たらない。
テールランプなんか、ほんとにとんがってるもんな。(笑)


シートにまたがらせてもらって、メーターをのぞいたら、
ワロタ。
(^Д^)
レッドゾーンが、14000回転からやんか。

metre.jpg
レッドゾーンが14000回転から始まるメーター


こんなバケモンで、高速道路をゆっくり流していたりしたら、
それこそアホである。


wakaさんといっしょに、西湘パーキングエリアをスタート。
しばらく併走して、遊んでいたけど、
ちょいとスロットルを開けただけで、あっというまに消えていった。
4気筒のかわいたマルチサウンドが、心地よい。

いかにも、BMWらしいオートバイである。

BMWっていうメーカーには、こういった狂気があるんだよなあ。
その狂気をきちんとコントロールし、乗りこなせるだけの技術を持った人には、
BMWはよく似合う。
waka氏は、大学時代にはレースをやっていたし、
若いころは、カワサキのZZR1100で、かっとんでいた。
結婚して子どもができたから、いったんオートバイを降りていたけど、
今回、約10年ぶりにオートバイに乗ってきたというわけ。
けれども、そのブランクを、みじんも感じさせないくらい、
きっちりと乗りこなしておられる。


それに対して、私なんか、BMWはまったく似合わない。
もう、通算で20年以上、オートバイに乗っているけれど、
運転は、いまだにどヘタだし。
なんせ、750CCに乗っていながら、原チャリに抜かれるんだもんなあ。

tak2.jpg
BMWが似合わない人、私tak
 またがっているだけで、すでに、しっくりきていない。(笑)



ということで、今回の記事のまとめであるが、
BMW S1000RRは、いかにもBMWらしい狂気にみちた、
魅力的なオートバイである。
きちんと乗りこなせるだけの技術を持った人が乗ると、
とてもよく似合う。
けれども、私のようなどヘタが乗ると、まったく似合わない。(笑)


ちなみに大型のオートバイで、日本でいちばん人気があるメーカーというと、
ハーレー・ダビッドソンである。
ハーレーのイメージって、わりとはっきりしている。
次に、ドゥカティ。
これも、はっきりしているよね。
こういったメーカーは、純粋に趣味性を追求しており、
製品には、明確なメッセージがある。
そして、ユーザーは、それを支持している人たちである。

それに対して、BMWはイメージが明確ではない。
とりわけ、Rシリーズって、どこに行こうとしているのかが
まったくわからないし、ユーザーのニーズも、いまひとつ、
はっきりしないところがあるよね。
Sシリーズには、明確なメッセージがある。
そして、それに乗る人たちというのは、BMWからのメッセージを理解し、
支持している人たちである。だから、好感が持てるね。
日本では、圧倒的に少数派だけどね。(笑)



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