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多摩地区のサクラが満開 [ツーリング情報]

都内多摩地区のサクラは、今日が満開である。


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残堀川沿いの遊歩道にて

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残堀川沿いの遊歩道にて

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玉川上水にて


またまた、暗い書き出しで恐縮なんだけど、
官邸のホームページは、マスメディアのように、
どうでもいいことを、何回も繰り返したりしない。
けれども、時々、しれっと、恐ろしいことが書いてあるね。
たとえば、以下の文書にある記述なんだけど。

平成23年(2011年)福島第一・第二原子力発電所事故について


-------(以下は引用)-------------------------------------------------------

3月28日
福島第一原発の敷地内(5地点)で3/21及び3/22に採取した土壌の分析を行った
結果、プルトニウム238、239、240を検出(濃度は過去の大気圏内核実験の際に
国内で観測されたフォールアウトと同様のレベルであるが、
検出されたプルトニウム238のプルトニウム239、240に対する放射能比からみて、
5点のうち2点のプルトニウムについては今回の事故に由来する可能性がある)

4月6日
敷地内において、3/25、3/28に採取した土壌の分析を行った結果、
プルトニウム238、239、240を検出(濃度は過去の大気圏内核実験の際に
国内で観測されたフォールアウトと同様のレベルであるが、
検出されたプルトニウム238のプルトニウム239、240に対する放射能比からみて、
一部のプルトニウムについては今回の事故に由来する可能性がある)

-------(引用終了)---------------------------------------------------------



「なんでプルトニウムが出てるんだよ!」

と思われた方、正解である。
圧力容器および格納容器から、核燃料が漏れでもしない限り、
プルトニウムが出るはずはないよね。
ということは、3号機のMOX燃料の一部が、水素爆発の時、
いっしょにふっとんだ、ということだろう。
3号機の圧力容器と格納容器には、致命的な損傷があるに違いない。

え? そんなこと、ニュースで言ってないって?
でも、この文書を読む限り、それしか考えられないじゃないですか。

そのことを裏付けるように、3号機周辺のがれきからは、
1シーベルト/時もの強い放射線が出ているという。
1シーベルト/時というと、役所用語でいうと、
ただちに健康に影響するものではない」かもしれないけど、
必ず健康に影響は出るし、出たときは、すでに手遅れであろう。

そんな強い放射性物質を含んでいる瓦礫の山に向かって、
水をがんがん、ぶっかけているのである。
そして、その水がいま、海に漏れ出ているというわけ。
プルトニウムの半減期は、約2万4000年だから、少なくとも、
44世紀ごろまでは、周囲の海は汚染されたままだろう。

ちなみに、この文書を作成した役所の人は、
3号機になにがあったのか、わかっているはずである。
そして、東京電力の対応が、よほど腹に据えかねているらしい。
なんとなく、文書の端々に、そのことを感じさせる表現があるな。


東京ではいま、サクラが咲いている。
こんな時でもサクラは咲く。
そして、今年のサクラは、なぜか、格別に美しいような気がする。



ということで、今回の記事のまとめであるが、
東京の多摩地区のサクラは、いまが満開である。
あと2~3日で散ってしまうから、
見に来られるなら、いまが最適であろう。


追記
初出では、「3号機周辺のがれきからの放射線量は、
1000シーベルト/時」としていましたが、
読者から、「単位が間違っているのでは?」という
ご指摘をうけ、調べてみました。すると1000ミリ
シーベルト/時、つまり、1シーベルト/時の誤りでした。
謹んで、訂正させていただきます。
 m(_ _)m

すみません。1000シーベルト/時だったら、
即死ですよね。(笑)
ご指摘いただいた方、どうもありがとうございました。
瓦礫のなかから、燃料棒の破片がみつかった、という
未確認情報もあり、なんだかなあ、という感じです。



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