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碓氷峠鉄道文化むらに行ってきた [ツーリング情報]

鉄道アイドルの木村裕子さんが2月5日の記事で書いておられたのだが、
乗り鉄で横川駅まで行ったものの、時間がなくて見学できなくて、
ふぎゃぁぁぁあああΣ(T▽T;)
となってしまったという、碓氷峠(うすいとうげ)鉄道文化むらに行ってきた。


 
碓氷峠鉄道文化むら

 
かつての信越本線の横川~軽井沢間は、鉄道の難所であった。
横川駅の標高が387メートル、軽井沢駅の標高が939メートルで、
標高差は552メートル。最大で66.7‰(パーミル)の急勾配が
続いていた。明治25年に開業した当初、アプト式のラックレール
を採用したことでも有名である。1963年にはアプト式は廃止され、
EF63型機関車による補機運転となっている。

※アプト式以外にもラックレールの方式はあります。


この区間を旅行されたことのある方は、電車のプァーンというタイフォン
のあと、ピィーという電気機関車の汽笛が鳴り、峠の下がわ、
つまり横川がわについた機関車が、重連で後押し、もしくは制動を
かけながら走っていたのを見たことがあることだろう。
横川~軽井沢間は、そういった非常に特殊な運行をしていた区間で
有名であったけど、北陸新幹線の長野までの開業にともなって、
1997年に廃止された。

碓氷峠鉄道文化むらは、廃止から2年後の1999年に開業。
かつての横川機関区の跡地を利用してできた施設である。
ここは、EF63型電気機関車を、実際に運転できるということで、
鉄道ファンのあいだでは有名である。
ただし、機関車を運転するには、1日の講習(受講料3万円)を
受けて、修了試験に合格する必要があるけれど。
EF63を運転してみたいと思われる方は、ここから予約できる。


講習を受けたファンが実際に走らせているEF63


私は、機関車運転の講習を受講することはしなかったけれど、
EF63運転体験シミュレータ(1000円)をやってみた。
「電車でGO!」で鍛えた運転技術であるが、長大編成の「あさま」
をつないだEF63のブレーキは意外と効かなくて、停止位置を
2センチオーバーしてしまった。そばで見ていた子どもは、
「おおおーーー、おじさん、すげー!」
とか言っていたけれど、私的には停止位置オーバーというのは
大失敗である。

ちっ!
(-_-;


EF63運転体験シミュレータに挑む筆者
※メガネをかけて、完全に本気モードである。


EF63運転体験シミュレータの画面


園内には、機関車の展示が多いことが特徴である。
鉄道ファンならもちろん楽しめるし、鉄道ファンでなくても、
そこそこには楽しめる(と思う)。

機関車の展示 
 
鉄道文化むらに行ったあとは、横川駅に行って、駅前にある
おぎのやさんで、峠の釜めしを食べるというのが、ひとつの
コースであろう。
横川駅に行ったなら、駅前の排水溝のフタに注目したい。
アプト式のラックレールが再利用されているのである。
こういった細かいところを見逃さないことにより、
旅はおもしろくなるのである。


アプト式のラックレールを再利用した排水溝のフタ



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