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いまさら人には聞けないシリーズ5 アンガーマネジメント [オートバイの話]

オートバイで走っていて、イラッときたとき、
どうしたらいいのか。 
結論から先にいうと、だまって6つ、数えてみよう。www


「最近、更新がないようですが。」
と、気にしてくださった方がいらっしゃった。
どうもありがとうございます。
私は生きていますよ。www

ただ、2022年1月から始まった新型コロナウイルス感染症
(COVID-19)の爆発的な拡大(第6波)により、
いまは家にいるしかありません。
ということで、書くことがありません。(きっぱり)

もう、旅人業界は壊滅的な打撃だね。

ま、ものごとは、前向きに考えないと。
COVID-19のような、実験室から漏れたへなちょこウィルス
ではなく、軍事用として開発された本格的な生物兵器でも
ばらまかれたら、とても、こんなもんじゃすまないから。
そういった意味では、日本にとっては、とてもいい
予行演習になったと思う。

日本をはじめとする先進国に対して、生物兵器による
攻撃がきわめて有効であることは、今回、はからずも、
証明されてしまった。
なんたって、こんだけの人が亡くなっているのに、
報復ができないんだから。
ということで、今後も他国から生物兵器による攻撃が
続けられる可能性は、きわめて高いね。

ロシアとウクライナの戦争で、たくさんの人が亡くなって
いるのを見ても、世界平和なんて夢のまた夢、なのである。
戦争になるリスクは極力回避しつつ、他国からの攻撃に対して、
常に備えておくことは必要だよね。



ま、それはともかく。

あまり考えすぎても仕方がない。今回は生存報告も兼ねて、
久々に駄文をあげてみようと思う。

オートバイに乗っていると、イライラすることはあるよね。
前のクルマが遅いとか、レーンチェンジの際、入れる入れない
の問題とか。ま、あげだすときりがない。
そんなとき、怒りの感情をうまくコントロールできないと、
危険である。クルマだと、接触しても、ちょっとへこむ
くらいですむけど、オートバイだと大ケガをするから。
あるいは、ヘタすると死ぬから。


私自身は日常生活において、怒ることはめったにないんだけど、
それでも、オートバイに乗っていて、カチンとくることはある。
まあ、私はオートバイの運転がどヘタだから、
追い越されたり、抜かれたりしても平気なんだけど、
ルール違反とか、マナー違反を平然としている
クルマやオートバイをみると、イラッとくるね。
そんなときは、どうするか。

だまって6つ、数えるといいから。

6秒すぎると、たいがいの怒りはおさまるから。
こういうのを、「アンガーマネジメント」という。



私がアンガーマネジメントという言葉をはじめて聞いたのは、
もう、30年以上も前のことである。当時、私の勤務していた
会社では、新しく課長になった者を対象に、伊豆で管理職研修
を受けさせていた。

2泊3日の日程なので、営業など忙しい部署では
受講しない者が多かったけど、私は修善寺の有名な旅館に
泊まれるのと、出張手当がつくということで、
よろこんで行ってしまったね。www

研修の内容は、労働法とか商法の講義が中心だったけど、
管理職の心得、みたいな時間があり、
そこではじめてアンガーマネジメントについて学んだ。

まあ、これについて話しだすと長いんだけど、
かいつまんで説明すると、
「怒りの感情は瞬間的にわき上がるので、すぐに爆発させて、
怒鳴る、叱るなどの行動を起こすよりも、
6秒待って、すこし冷静になってから対応するほうがいい」
というものである。(くわしくお知りになりたい方は、
「アンガーマネジメント」で検索してください。)

管理職研修でアンガーマネジメントについて学ばされたのは
いうまでもなく、職場の人間関係を円滑にするためである。
ま、私自身は、前述のように日常生活において怒るという
ことはほとんどないから、学んだ意味はなかったけど。
意味があったとしたら、主としてオートバイを運転している
ときだね。

たとえば、渋滞しているとき、交差点の手前で
黄色い線を越えてすり抜けてくるオートバイを見かけると、
イラッとくる。
「おいおい、交差点の手前30メートルの黄色い線は
追い越し禁止だろう!」
と思うよね。

まあ、若い人のなかには、知らないでやっておられる方も
多いだろうけど、教習所の学科をしっかりと聞いていれば、
必ず、説明されたはずである。
私はオートバイの運転がどヘタだから、
実技教習では、若い人にはかなわなかった。
けど、学科教習の模擬試験はいつも満点だったから、
そういう運転をみると、めっちゃ、イラつく。

そういうときは、いきなり怒って注意するのではなくて
だまって、6つ数える。そうすれば、
「世の中の人の半分は平均以下なんだから。
交差点手前30メートルの進路変更、いわゆるイエローカット
が違反だなんて、知らない人も多いんだから。
無理もないよね。」
と思えてくる。そうすれば、黙って見過ごすことができるし、
交差点の先で、待ち伏せている白バイに捕まったりしたら、
ざまあみろ、と、心の中で笑うことができるから。www


で、なぜ、6つ数えるかであるが、私らの頃の管理職研修では、
「6秒経過すれば、たいがいの怒りの感情はおさまる」、
と教えられた。けど、その後の研究により、脳内物質の作用
によるものであることがわかってきた。
人は怒ると、ノルアドレナリンとアドレナリンという
2つのホルモンが分泌されるらしい。
で、ノルアドレナリンとアドレナリンは、即効性がある
かわりに、持続性がない。
6秒も経過すると、効果がうすれてくるということである。
だから、怒りの感情がわいても、6秒待つことが有効らしい。

ま、とにかく、怒りの感情にまかせて運転すると、
ロクなことはないから。
オートバイを運転していて、クルマに幅寄せをされたりしたら、
死ぬから。
上手に怒りをコントロールして、安全に走るにこしたこと
はないから。



ということで、今回の記事のまとめであるが、
運転中、イラッときたときは、黙って6つ数えて、
怒りの感情をコントロールして走った方がいい。
以上である。


ところで、人間にとって、怒るということは悪いこと
ではないらしい。管理職研修のときにも、それは言われた。
怒る基準は人それぞれであるが、たとえば、部下の不正が
見逃せないといった、正義感によるものとか。
あるいは知識が不十分であるのに、わかったふりをする
部下がいるとか、根拠もないのに他人に対して常に上から目線で、
自分が上位であろうとする部下がいる、などなど。
要するに無能な人が許せないのは、管理職としても、
人としても当然である、というのである。

「であるのに、どうして怒りの感情をコントロール
しなければいけないんですか。ストレスがたまる
じゃないですか。」
と質問した者がいた。

それに対する講師の回答は、以下のようなものであった。
「まあ、セクハラとかパワハラとか、いろいろと言われる
時代になったからね。その場では我慢しておきなさい。
で、冷静になってみて、それでも、その人との関係を
切った方がいいと思ったら、クビにするなり、飛ばすなり、
好きにしたらいい。
君たちはみんな、若くして課長になった優秀な管理職なんだから。
その権限はあるんだから。
無能な人との関係を切っていくことは、仕事においても、
人生においても重要なことだよ。」
なるほどなー、と思った。


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