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気になる島 [ムダ知識]

飛行機で福岡に行くとき、
気になる島の上を通るのだが。

petro.jpg
男島(白島)  地図 https://goo.gl/maps/v8TZ6M41FwvdDRkD9


年に1回か2回、仕事で福岡に行く。
で、飛行機に乗るわけだけど、
福岡空港にむけて降下しているとき、
眼下に写真のような島が見える。

これは、いったい、なんなのか。

おそらく、飛行機で福岡に行かれる、ほとんどの方が、
疑問に思っておられるのではないだろうか。
けど、調べたという方はすくないだろう。
みんな、忙しくて、それどころではないもんな。

そのような方のために、
私が調べてみた。


...あ、ご興味のない方は、どうぞ他の記事に
行ってくださいね。www
じつは、これ、国家石油備蓄基地である。

 独立行政法人 石油天然ガス・金属鉱物資源機構
 http://www.jogmec.go.jp/library/stockpiling_oil_065.html


「国家」と名前がつくところがすごいね。
まるで、中国とか旧ソ連の施設みたいである。
日本の石油備蓄基地には、国家備蓄基地と
民間備蓄基地があり、上記の独立行政法人が
管理・運営しているのは、国家備蓄基地である。
民間備蓄基地とは、鹿児島県の喜入(きいれ)にある
JX喜入石油基地などだね。

この島の国家石油備蓄基地であるが、
洋上に四角い船を浮かべて、そこに原油を備蓄している。
で、その船があまりにも巨大なものだから、
飛行機からも、よく見えるというわけ。

それにしても、どんだけ大きいんだよ。

地図で確認すると、船の幅は約80メートル、
長さは約400メートルもある。
高さはよくわからない。
そんな船が、全部で8隻もある。

ちなみに、こんな方法で石油を備蓄しているのは
世界中で日本だけらしい。
そりゃそうだよな。
対艦ミサイルとか、魚雷の格好の標的だもん。

いま、韓国との関係が悪化するなかで、
韓国最大の軍港チャンウォンから目と鼻の先にある
この島で、こんな無防備な方法で石油を備蓄する
というのは、いかがなものか、とも思う。
けどまあ、備蓄のコストとか、周辺住民からの反対
などといった事情を考えると、
このような方法しかないんだろうな。

ちなみに、この島は無人島であり、
一般の人が行くことはできない。
けれども、見学されたい方のために、
白島展示館という施設がある。

白島展示館
http://www.shirashima.co.jp/museum/



ということで、今回の記事のまとめであるが、
飛行機で福岡空港に行くとき、眼下に見える島にある
施設の正体は、国家石油備蓄基地である。以上である。


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