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DYデミオのブレーキホース交換 [ムダ知識]

デミオの走行距離が14万kmを超えたので、
ブレーキホースを交換した。


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ブレーキホース


いまどきの若い人は、ブレーキホースの交換なんか
やらないらしい。ブレーキホースが寿命をむかえる前に、
たいがい、クルマを買い替えてしまうからだ。

その方がトクだもんな。

クルマの残存価値は、5年で約半分になる。
だから、5年ごとに新車に買い替えれば、
約半額で新車に乗ることができる。

もちろん、5年ごとに50~100万円くらい出さなければ
いけないのだから、金銭的負担はそれなりに大きい。
けれども、クルマが好きな方とか、古いクルマに
乗り続けている自分を、他人はどう見るか、
を気にされる方にとっては、少々、お金がかかっても、
5年ごとに新車に買い替える方がトクである。

私自身はクルマなんか、好きでもなんでもない。
私にとってクルマは、旅をするための道具
にすぎない。だから、多少古くても、走ればいい。
また、2006年式 走行距離14万キロのデミオに乗っている私を、
他人がどう見ようが、私はまったく気にならない。
そんなことで、ごちゃごちゃ言う人とは、
付き合わなければいいのである。

ということで、ブレーキホースの交換をして、
デミオに乗り続けることにした。
なお、ブレーキホースを交換したい、と言ったとき、
マツダの営業の人はイヤな顔をしていたな。www
メカニックの人は、喜んでいたけど。



で、ブレーキホースの交換であるが、いまついている
ホースを新しいものに付け替えるだけのハナシである。
だから、整備の難易度としては低い。
オイル交換ができる人であれば、ふつうにできるんじゃないかな。
けれども、生命にかかわることだから、
多少、慎重にやらないといけない。

2006年式のデミオ(DY3W)の場合、必要な工具は
以下のとおりである。

・フレアナットレンチ  10ミリ、11ミリ、13ミリ
・メガネレンチ  7ミリ、9ミリ
・ペンチ、プライヤ

フレアナットレンチとは、ブレーキホースをはずすための
専用工具である。amazonで600~700円くらいで売っているね。

DYデミオの場合、前輪がわのホースをはずすには、
10ミリおよび13ミリのフレアナットレンチが必要である。
後輪がわのホースをはずすには、10ミリおよび
11ミリのフレアナットレンチが必要である。
また、エア抜きをするには、前輪がわ9ミリ、
後輪がわ7ミリのメガネレンチが必要である。

なんでこうなっているのか、よくわからん。

とりわけ、11ミリとか13ミリのフレアナットレンチに
ついては、国産車にはふつう使わないサイズであるし、
私は、そのサイズのフレアナットレンチを持っていない。
ということで、ふつうのオープンレンチで代用してしまった。
でも、ナットをナメてしまったら、それで終わりなので、
できれば、フレアナットレンチを買った方がいいね。

意外と便利なものだし。

とりわけ、10×12ミリの両口フレアナットレンチは、
メガネレンチとかソケットレンチが使えない場合、
私はよく使っている。


交換の手順については、以下のとおり。
いろいろなところに書かれているから、他のサイトも
参考にしてください。

liftup.jpg
ジャッキアップしてスタンド(ウマ)をかける

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上がわのナットをゆるめる

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下がわのナットをゆるめる

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上がわのプレートを引き抜く

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下がわのプレートを引き抜く
※地味にやりづらい作業。ペンチである程度引き抜いたら
 オープンレンチのアゴをつかって、テコの原理ではずすといい。

plate1.jpg
新しいホースを付けたあと、プレートを入れる
※プライヤではさみこむようにすれば、パチンという感じで入る。

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エア抜き


エア抜きは、2人で協力してやる。
私の場合は、家内が助手である。
私の合図で、家内にブレーキペダルを押したり放したり
してもらう。
「また、エア抜きかいな。」
とか言いながら、しぶしぶ手伝うけど。www

なお、大量のブレーキフルードが必要である。
最低でも1リットルは買っておくこと。



ということで、今回の記事のまとめであるが、
ブレーキホースの交換は簡単である。
10万キロを超えた時点で、そのクルマに乗り続けようと
される方は、交換をされた方がいいだろう。


注意事項をひとつ。
いまどきのクルマには、ABSがついているから、
エア抜きのときにリザーバータンクを空にしてしまって、
ABSユニット内にエアが入ってしまうと、
やっかいなことになるね。

もし、ABSユニットにエアが入ってしまった場合、
どうすればいいのか、私にはわからん。
ディーラーに持って行って修理してもらうことになる
と思うけど、おそらく、高い修理になるね。
だから、作業は慎重にやった方がいいと思う。



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