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釧路~長万部自転車ツーリング その5 [日本外周自転車の旅]

釧路から長万部まで、自転車で走った。(4日め)


4日め  新冠町~苫小牧  約75km tomakomai.gif


2017年6月26日月よう日。私は新冠町の判官館(はんがんかん)
森林公園にキャンプ場にいた。

昨日の夕方、キャンプ場に着いて、テントを張り終えるや
いなや、土砂降りの雨となった。雨は一晩中降り続き、
朝5時頃に起きたときも降っていた。その時点で、走る気をなくし、
この日はキャンプ場に滞在することを決め、二度寝してしまった。

午前8時ごろ、目をさますと、鳥のさえずりが聞こえる。
テントから出てみると、きれいに晴れていた。
あわててテントをたたんで、出発する。

昨日の到着は午後6時をすぎていたので、キャンプ場の
利用料をまだ払っていない。管理棟に行くと、
「管理人が不在の場合は、利用料をポストに投函してください。」
と掲示されている。ということで、住所、氏名を書いた
申込用紙に利用料600円を包んで、ポストに投入しておいた。

午前9時出発。
予定よりも3時間遅れである。今回の旅では、なんだか、
寝坊ばかりしている。
国道235号線は、不通となっているJR日高本線と並行して走る。
清畠駅付近では、線路が波に洗われて、ぐにゃぐにゃに
曲がっていた。レールというものは、こんなに簡単に
曲がるものなのか、と思って、すこし、びっくりした。

それにしても、線路が海に近いところを走りすぎている
感じがする。もともと、台風か、すこし高い波がきたら、
それでダメになるような感じの線路のようにみえる。
安全に運行するためには、路盤のかさ上げ工事が必要で、
それには多額の費用がかかるだろう。
これでは、廃線やむなし、という感じである。

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高波でぐにゃぐにゃに曲げられた線路


日高市に入る。
昨日、新日高市というところを通って、今日は日高市。
もちろん、別の自治体である。なんだかややこしい。
静内(しずない)、門別(もんべつ)のままでは、
いけなかったのだろうか。

門別には競馬場がある。
競馬のことは、よくわからないのだが、意外と大きな施設であった。
東京近辺にある府中競馬場や中山競馬場とくらべても、
その規模は遜色ないかもしれない。周辺には、競走馬を飼育する
牧場がいっぱいあった。

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競走馬の牧場

ししゃもという看板が多くなり、鵡川(むかわ)に着く。
10月~11月のししゃもの漁期には、このあたりでは、
ししゃもの寿司が食べられるという。
いつか、ししゃもの寿司を食べるためだけのために、
10月に鵡川を訪れたい、と思いつつ、もう、何年も過ぎている。

道の駅「むかわ四季の館」で休憩する。ホテルや温泉が併設
されている、大きな道の駅であった。おみやげコーナーには
「本ししゃも」が売っている。東京のスーパーで売っている
ししゃもの代用魚カペリンとはちがって、とても大きくて、
まるまると太っていた。

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道の駅「むかわ四季の館」にて

鵡川から先は、日高自動車道の無料区間と並行して走る。
この日は一日中、向かい風が強くて苦労したのだが、
とりわけ、この区間は風を遮るものがまったくないので、
非常に風が強く、こいでもこいでも、なかなか進まなかった。

苫東(とまとう)という看板がある。
なんのことかと思われるかもしれないが、
「苫小牧東部地域産業用地」の略である。
日本最大の産業地域であるが、工場を建設する企業は
ほとんどなく、原野のままである。
何キロかすすむと、ようやく、いすゞ自動車の工場があった。

沼ノ端(ぬまのはた)から、国道234号線に入る。
午後3時ごろ、苫小牧に着いた。
今日は一日中、向かい風のなかを走ってきたので、
つかれてしまった。少し早いけど、ビジネスホテル
に泊まって、ゆっくりとからだを休めようと思う。
楽天トラベルで検索して、シングルで1泊5,150円
の部屋を見つけ、予約する。
ほか弁を買ってチェックイン。夕方から朝まで外に出ず、
ぐっすりとねむってしまった。


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