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寒川取水堰(さむかわしゅすいぜき) [ダムカード]

寒川取水堰に行って、ダムカードをゲットしてきた。


samukawa.jpg
寒川取水堰のダムカード

寒川取水堰は、相模川にある取水用の堰で、
ここで取った水は、神奈川県内の上水道に
利用されている。
取水堰でもダムカードを配布しているのか、
と思われるかもしれないけど、ダムと堰に
はっきりとした違いはなく、基本的には高さ
によって、その呼称が変わるようだ。

東京では、毎年、夏になると渇水が心配されるけど、
神奈川県では、そんなハナシ、聞いたことがない。
それもそのはずで、相模川とその支流である道志川(どうしがわ)
の水が、じゃんじゃん供給されるから。
道志川の水は、いまだにそのまま飲めるほどきれいである。
神奈川県の人は、水のことで悩んだことなんか、
ないのではないか。
その神奈川県の水を供給する重要な施設のひとつが、
寒川取水堰というわけ。


ダムカードを配布しているのは、管理事務所ではなく
神奈川県水道記念館である。私が行ったときには、
踏切近くの道路を工事していたので、行き方が非常に
わかりづらかった。以下の地図を参考にしてください。

mapion.gif
神奈川県水道記念館

水道記念館に行ってみると、なかなか風情と歴史のある
建物であった。調べてみると、昭和11年(1936年)に
建てられた送水ポンプ場であり、土木遺産に認定されている。
ここは、神奈川県の水道の発祥の地であるとのことである。

kanagawa.jpg
神奈川県水道記念館


周囲は、せせらぎのあるきれいな公園になっていて、
近くには、テニスコートやプールもあり、幸せそうな
家族連れであふれている。
そういったところへ、あきらかに場違いな60才をすぎた
オートバイ乗りがひとりでやって来て、記念館に入ると、
まっすぐに受付へ。そこにいた女性職員に、いきなり、

「ダムカードをいただきたいのですが。」

と申し出る。

その女性職員は、内心、かなりとまどったと思うのだが、
さすがに場馴れしている。にこにこ笑いながら、
机のなかからダムカードを取り出し、私に渡すと、
「どうもありがとうございました。」
と言って、ふかぶかと頭をさげた。

これまで、何枚ものダムカードを集めてきたが、
こんなに丁寧に応対されたのは初めてである。
今度は、私の方が恐縮してしまい、
「あ、いえ。こちらこそ。お手数をかけて、
どうも申し訳ありませんでした。」
と、思わず謝ってしまった。



ということで、今回の記事のまとめであるが、
寒川取水堰のダムカードは、神奈川県水道記念館で
配布している。受付には、親切な女性職員がいて、
中高年のオートバイ乗りが、ひとりでダムカードを
もらいに来ても、丁寧に対応してくれた。
以上である。



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