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単3電池式デジカメ買ったった [ムダ知識]

旅行に便利な単3電池を電源とするデジカメを買ったのだが。


ax-600.jpg
富士写真フイルム FinePix AX600


先日の北海道行きでは、写真をあまり撮れなかった。
原因はデジカメの充電切れである。

出発前、仕事でバタバタしてしまって、
デジカメを充電するのを忘れてしまった。
それでも、モバイルバッテリーを持っているから大丈夫、
と思っていたのだが、スマホ用のUSB to MicroUSBの
ケーブルは持っていたものの、デジカメ用の
USB to miniUSBのケーブルを忘れてしまった。
ということで、二重のミスをしてしまって、
デジカメを充電できなかったのである。

まあ、デジカメがなくても、スマホがあれば
写真を撮ることはできる。ていうか、いまどきは
スマホで撮る方が主流なのだけど、ちゃんとした写真
を撮ろうと思ったら、やはりデジカメは必要である。
ということで、旅行用に、充電切れに悩まずにすむ
単3電池を電源とするデジカメを購入することにした。


とはいえ、単3電池を電源とするデジカメは
もはや絶滅危惧種のようで、調べてみると、
ニコンのCOOLPIX L32と、富士写真フイルムの
FinePix AXシリーズ。残っているのは、この2つ
だけだった。

で、価格を調べてみると、ニコンのCOOLPIX L32が
約9,000円前後。富士写真フイルムのFinePix AXシリーズは
現行のAX250が1万3,000円前後。旧製品のAX600が
7,000円前後で売られている。

ということで、FinePix AX600に即決。
え、理由だって?
だって、安いんだもん。www


ということで、ポチッとすると、すぐに製品が届いた。
結論。なかなかいいのではないか。

単3電池を入れ、SDメモリーカードを入れれば、
撮影準備は完了。単3電池はアルカリ乾電池と
ニッケル水素電池をメニューで選ぶことができる。
ユーザーインターフェースは良好で、操作は直感的に
理解できる。

仕事の帰りに、ためしにちょっと撮ってみた。
なかなかの画質で、よく写るね。
ていうか、曇天の夕方という悪条件下で、
手持ちで気軽に撮って、こんだけ写ってくれれば、
もう、十分である。なんの不満もない。

toyo1.jpg

※クリックすると、あたらしいタブが開き、生の画像データ(約4Mバイト)
が表示されます。


<撮影データ>
 撮影日時:2015年8月25日 午後5時31分
 撮影機材:富士写真フイルム FinePix AX600
 露出時間:1/125秒 絞り:F3.3
 ISO感度:100


「顔キレイナビ」とか、いろいろな撮影モードが
あるけれど、正直いって、よくわからん。
まあ、私はコンパクトデジカメはP(プログラム)モード
しか使わないから、ほかにどんな機能が付いていようが、
どうでもいいけど。

ちなみに、私はデジタル一眼でもA(絞り優先AE)モード
しか使わない。それ以外の撮影モードが必要な理由は
わかるんだけど、めったに使わないね。
私はTTL露出計が出はじめた時から写真を撮っているから、
まずは絞り値から決める、という、昔からの習慣は
簡単には変えられないんだよね。


そうそう。ひとつだけ不満がある。
それは、オートブラケットがないこと。
適正露出とオーバー、アンダーと計3枚、
自動的に撮ってくれる、あの機能である。
私がいままで使ってきたデジカメには、
すべてオートブラケットがついていたから、
デジカメのなかでも、とりわけマニアが使う
イメージのあるFinePixにそれがついていなかったのは、
正直いって意外だった。

まあ、なきゃないで、手で補正すればそれでいい
わけだから、べつにかまわないけどね。


ま、とにかく、この時代において、単3電池式のデジカメ
を製品ラインアップからはずさずに出し続けている
富士写真フイルム、それとニコンには敬意を表する。
あんたら、旅人のことをよくわかってるよ。



ということで、今回の記事のまとめであるが、
単3電池式のデジカメは、充電切れの心配がなく、
旅行に持っていくのに便利である。それだけ。


ちなみに、私が富士写真フイルムのカメラを買ったのは、
これで2台めである。1台めはフジカGL690。
1970年代に発売された6×9センチ判の距離計連動式カメラである。
私は風景写真を撮るために、そのカメラを買った。
もちろん、まだ持っているし、ちゃんと動く。
デジタル時代になって、出番はほとんどなくなったけど。

富士写真フイルムは、写真用フィルムメーカーという
イメージを持っておられる方が多いだろうし、事実、
その分野では、米国コダック社に次ぐ世界第2位の
メーカーだったわけだけど、カメラメーカーとしての
歴史も長いのである。最近になって、カメラを作りはじめた
電機メーカーとか、電話機のオマケとしてカメラをつけた
スマホメーカーなどにくらべると、写真を撮るための道具
をつくることについては、やはり一日の長があるね。

たとえば、露出(EV値)の補正。
スマホで露出を補正しようとすると、
まずは「メニュー」を出して「露出」を選んで
「+か-」を選ぶという、3アクション。
そんなの、やってられないよね。
ていうか、スマホで写真を撮られるような方には、
そんな機能があることすら、知らない人も多い
のかもしれないけど。

FinePix AX600だと、露出の補正はメニューを選ぶ
ことなく、十字キーの▲▼のボタンにより一発でできる。
つまり、最もよく使う十字キーに、露出の補正機能を
割り当てているのである。
そのあたりは、さすがに長年にわたり、写真用フィルムと
写真を撮るための道具をつくり続けている富士写真フイルム
だな、と思う。



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