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姫路城を見てきた [旅情報]

兵庫県に出張に行ったついでに、
リニューアル工事が完成した姫路城を見てきた。


himeji_cassle2.jpg
姫路城


ちょいと、仕事で兵庫県に行ってきた。
午前9時に神戸空港に降り立った私は、
まずは、空港ビル3Fのうとん店、たもん庵さんに直行。
朝ごはんとして、かけうどんを注文した。
ちくわ天をトッピングして、520円。

セルフうどんのチェーン店は、はなまるうどんとか
丸亀製麺などが全国的に進出しているから、
もはや珍しくないけれど、このたもん庵さんは、
やすいし、まあまあ美味しいと思う。


空港ビルを出ると、すぐにポートライナーの改札口。
この空港、来るたびに思うのだけど、
ゲートを出てから改札口まで、100メートルくらい。
しかも、エレベータもエスカレータもなし。
めちゃめちゃ便利である。
羽田空港とか成田空港なんか、ゲートを出てから
駅に着くまで、1kmくらい歩かされるもんな。

ポートライナーで、三ノ宮駅まで約18分。
阪神電車に乗り換えて、直行特急姫路行に乗り、
山陽電鉄の高砂で下車。
ちょろっと仕事をした後、私は三ノ宮には戻らず、
姫路駅に行った。
姫路城を見るためである。


姫路城は、2009年から大規模な改修工事が行われた。
そして、約5年半ほどかけて、この3月に完成。
リニューアルオープンとなった。
外壁のしっくいの塗り替えや屋根瓦のふき替えに加え、
耐震性を高める補強も行われたそうである。


姫路駅を降りると、もう、姫路城が見えている。
歩いて10分。
南がわから見ると、天守閣が正面に見える。

白い。

なんか、めっちゃ白いやんか。
まさしく白鷺城である。
けれども、その白さは、なんだか違和感がある。
なんでだろ、と考えた。
壁の漆喰が白いのは、塗り替えたのだから当然である。
それにくわえて、屋根の瓦と瓦の継ぎ目の漆喰が白いので、
屋根全体が白く見えるのだ。

himeji_cassle.jpg
瓦と瓦の継ぎ目の漆喰


あまりにも新しくて白いので、なんだか伝統的な
建造物である城っぽくない。不動産屋さんが、
姫路駅歩10分 木造築669年
専有面積5000㎡ 300LDK 礼1敷1
天守閣から姫路市内が一望できます。
リニューアル工事済み!


という広告を出して、売り出しそうな感じである。


姫路城が白くなってしまったことについては、
姫路市民のあいだでも賛否両論があるようだ。
けれど、私はこれでいいと思う。
ウェザリングなどを施して古びさせる、という
手法もあることはあるけど、アザとい。
ちゃんと伝統的な材料を使ってリニューアル工事
をしたのだから。
水性ペイントのオフホワイトをローラーで塗って終わり、
という手抜き工事をしたわけではないのだから。
新しくきれいになったのは当然だし、
また、本来の姿を復元するという観点からも
いいことだと思うのである。



ということで、今回の記事のまとめであるが、
リニューアル工事が完成した姫路城は
白くてきれいである。
関西方面に出張で出かける機会があれば、
ぜひとも立ち寄ってごらんになることを
おすすめする。


屋根の漆喰は、雨などで、じきに黒っぽく
なってしまう。新しく白い姫路城を見ることが
できるのは、今年中くらいかもしれない。



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