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ガソリン、安くなったね [ひとりごと]

ガソリンの価格が安くなっているんだが。


gasprice.gif
レギュラーガソリン価格の推移     出所:石油情報センター資料より作成

上のグラフは、レギュラーガソリン1リットルあたり
の価格の推移である。2015年1月26日の全国平均は
約136円だけど、大市場である東京地区では、
たいだい120円台半ばから後半くらいである。

なぜ、ガソリンが安くなっているかというと、
原油価格が下がっているからである。
現在の原油価格は1バレルあたり45ドルくらい。
昨年夏の時点では、100ドルを超えていたから、
半値以下である。

では、なぜ原油価格が下がっているのか。
いくつか要因があって、ひとつは欧州における
景気低迷に加えて、中国における経済成長の減速があり、
原油の需要が下がっていること。

もうひとつは、価格が下げっているにもかかわらず、
産油国が生産量を落とさないこと。これにより、
世界公認の価格カルテルであったOPECが機能しなく
なったといえる。

さらにいうと、米国におけるシェールガスの生産が
増えていること。これにより、産油国が意識的に
原油価格を下げ、シェールガスをはやめにつぶして
おこう、といった思惑があるといわれている。

が、まあ、それらはみんな後付けの理由である。
いまや、原油なんて単なる投機商品。
だから、投資家が原油市場から資金を引き上げれば、
価格は下がる。なぜ、投資家が資金を引き上げたか
については、いろいろな要因がある。もっと魅力的な
投機対象があるとか、いったん資金を引き上げて、
欲にかられた一般投資家から資金を吸い上げてから
再度、投資をはじめるとか、いろいろなことが考えられ、
いちがいにはいえない。

ま、そんなことはどうでもいい。

とにかく、ガソリンが安くなったのだから、
われわれ、オートバイ乗りにとっては、
うれしいことである。
オートバイに乗るような人間が、あまり先のことを
考えてはいけない。いまがよければ、それでいい
のである。

土曜日に、私は行きつけのガソリンスタンドに行って
満タンにしてきた。私のオートバイのタンク容量は
20リットルなのだが、16リットルのガソリンを入れて、
2000円でお釣りが来た。

ひさしぶりに味わう幸福感。
(*'∇'*)


ガソリンを満タンにして、2000円を超えると、
なんともいえず、暗い気持ちになる。
「いったい、オレはなんのために
オートバイに乗っているんだろ。
こんな、雨が降れば濡れるし、
走ってないと立つこともできないような
原始的な乗り物にのって、
いいことなんかひとつもないのに。」
とか思えてくる。

けれども、ガソリン満タンで2000円をきると、
「自然と一体となって走れるなんて、
なんてすばらしい乗り物なんだ!」

と思えてくるから、不思議である。www


私のオートバイは、1リットルあたり23kmほど走るから、
満タンのガソリンで東京から名古屋くらいまで
走ることができる。
2000円で名古屋まで行ける快感。
ツーリング派といわれるオートバイ乗りにとって、
オートバイに乗っているメインの理由はそれだろう。


とにかく、1リットル160円を超えていた時期には、
オートバイなんか、まったく乗る気になれなかったけど、
120円台なら、また乗ってみようかな、という気になる。
あたたかくなったら、少し遠くに行ってみたいね。



ということで、今回の記事のまとめであるが、
ガソリン価格が安い。オートバイに乗るなら、
いましかない。以上。


ガソリン価格が、今後もこのままずっと下がり続けるか
というと、そうでもないようだ。
というのは、1バレルあたり45ドルといった価格では、
産油国の経済がガタガタになってしまうし、
そうなると、世界経済および金融システム全般に
悪影響が出る。
“逆オイルショック”という状況だね。
要するに、産油国のお金持ちが先進国の工業製品を
買ってくれないと、みんなが困るのである。
ということで、3月から4月ごろには、
反発する可能性が高いね。

ま、先のことはどうでもいい。
前にも述べたように、オートバイに乗るような人間が、
あまり先のことを考えてはいけないのである。
暗いことを考えながら走ると、ロクなことはないからね。
wwwwwwwwwwww