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本年もどうもありがとうございました。 [ひとりごと]

いつも、当ブログをお読みいただき、どうもありがとうございます。

すこし、長めの挨拶になって恐縮なのだが、
50代後半というのは、生きるためのモチベーションを
維持するのが、むずかしい年代だよね。

私事になるが、今年の4月から、私の下の子が就職して、
働き始めた。上の子は、すでに4年前から働いているので、
私の子どもたちは、ふたりとも自立したことになる。
ということで、私は親としての使命を、いちおう、
はたしたかたちになった。

私にとっては、待ちに待った時であった。
「ふたりの子どもが自立したら、自由になれる。」
と、ずっと思いながら、これまで働いてきたのである。
だが、どうも調子がくるってしまった。
なんというか、生きようとするモチベーションが
下がってしまったね。wwww


人間という動物は、哺乳類としては例外的に、
成熟するまでの期間が、異常に長い。
20年以上もかかる。
その間、人間の親はずっと、子の全生活を
サポートしなければならない。

親が死ねば、子も死ぬ。
鳥類以上の動物は、自分の子を認識できる知能があるから、
基本的には、自分の子以外、育てようとしない。
だから、鳥類以上の動物の親は、子を育てている期間、
死ぬわけにはいかない。

そして、どんな動物にとっても、生きるのはつらいことである。
人間にとっても、それは同様で、キリスト教でも、仏教でも、
神道でも、現世とは“神様が与えた試練の場”とされている。
「幸せは、来世でゆっくりね♡」
ということだ。
そう考えないと、やってられないから。

ま、とにかく、自分の子を育て上げ、親としての使命を果たすと、
動物は生きようとするモチベーションが下がってくる。
これは仕方がないことなのかもしれないね。



先日、ひさしぶりに三重県の尾鷲にある実家に帰ってみた。
もう、いつ死んでもいい、という状況になると、
人間は故郷のことが、やたらと気になるものらしい。
生まれた川に帰っていくサケの気持ちが、
やっと、わかったような気がするな。

自分が生まれた家に帰って、寝っ転がり、
天井をみながら、しばらく考えた。

誰かのために生きる、という時期は終わった。
それは、私の人生において、必要な時期であった。
これからは、誰かのためにではなく、
自分のために生きるという時期である。
新しい目標を持たなければならない。
そう思ったね。

人間、たまには、自分の原点に戻ってみることが必要だね。
私の旅は、あとすこしだけ、続きそうである。



みなさまからの励ましのメッセージのおかげで、
今年も1年間、記事を書き続けることができました。
感謝申し上げています。
みなさまにとって、来年がいい年でありますように。
そして、どうか、みなさまが健康でありますように。


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