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十和田湖国立公園協会のパンフがおもしろい件 [旅情報]

十和田湖国立公園協会発行の「乙女の像s解散の危機!?」
というパンフレットがおもしろいのだが。

みなさん、連休はいかがでしたか?
私は秋田から龍飛崎をまわり、蟹田まで自転車で走ったね。
2日半で、約300kmの旅であった。

その話は、また今度にして、今回は秋田県の道の駅
で見つけたパンフレットの話。
社団法人十和田湖国立公園協会という団体がある。
設立の目的は、「十和田八幡平国立公園のうち
十和田湖地区のすぐれた景観を保護するとともに、
その利用の増進を図り、もって十和田地区の健全な
発展に寄与することを目的とします。」
とある。

まあ、よくある公益法人だね。

ふつう、こういう団体は、観光案内所などの運営のほか、
ありきたりのパンフレットを発行するくらいしか、
仕事をしない。そのパンフレットは、専門の制作業者がいて、
一定のフォーマットにのっとってつくられる。
だから、ありきたりになるのである。
私はかつて広告代理店で働いていたことがあり、
そういう仕事をイヤというほどやってきたから。


で、今回みつけた「乙女の像s解散の危機!?」であるが、
公益法人というおかたい団体が制作したわりには、
驚くほど大胆な作品である。

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乙女の像s解散の危機!? より引用


パンフレットは全8ページであり、そのうち、7ページが
漫画作品となっている。
その内容は、十和田湖畔に立つ乙女の像のふたりが
十和田湖のよさをプレゼンする、というもの。
漫画の作者は能町みね子氏という。
私は知らなかったのだが、漫画家、イラストレータ、
エッセイストなど、マルチな活動をされておられる方
のようだ。

絵はいわゆるヘタウマであり、ストーリーは不条理系。
こういった団体むけ作品としては、かなりユニークであり、
よく、これが通ったものだな、と思う。

青森県、秋田県内のほとんどの道の駅に配布されている
ようだから、機会があれば、ぜひともご一読をおすすめする。


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