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中華バッテリー(2個め) [オートバイの話]

CB750に搭載するため、安価な中国製バッテリーを購入した。
これで2個めである。


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中国製バッテリー CB14-A2 (3,000円)


中国製のバッテリーが、お亡くなりになった。
交換してから、約1年しかたっていないのだが。
「やはり、中国製バッテリーは寿命が短いなあ。」
と考えるのは早計であり、原因ははっきりしている。
あまりオートバイに乗らなかったからである。

昨年の夏あたりから、ガソリンの価格が高騰しており、
レギュラーガソリンが、1リットルあたり160円もするようになった。
ということで、私は昨年から、CB750にほとんど乗っていない。
平均すると、月に1度、そのへんを50kmほどながす程度。

こういう使い方が、バッテリーには、
いちばんよくないね。



バッテリーというものは、いまも昔も大きな進歩はなく、
鉛の電極に希硫酸の電解液を注ぐことにより、
化学反応で電気をつくり出す。
鉛は放電すると硫酸鉛になり、充電すると鉛になる。
それを繰り返すわけだけど、放電がすすんでしまうと
鉛に戻りにくくなるのである。
月に1度、50kmほど走る程度では、放電がすすむとともに、
ほとんど充電されていなかったにちがいない。
鉛蓄電池にとっては、めちゃめちゃハードな使い方だったね。
にもかかわらず、1年もってくれたのだから、
むしろ、まずまずの寿命であったと評価すべきであろう。

バッテリーは、新しいにこしたことはない。
高価な国産バッテリーを買って、4年もたそう、と考えるよりは、
安価な中国製バッテリーを毎年買い替えた方がいい、ともいえる。
このあたりは、考え方であろう。


ということで、私は、今回も1年で買い換えるつもりで、
中国製バッテリー(3,000円)を買った。
amazonでポチッとすると、約2日で新しいバッテリーが
送られてきた。

開放型バッテリーの場合、バッテリー本体と電解液(希硫酸)
は別々である。だから、商品が届いたら、まずは電解液を
1つ1つのセルに注がないといけない。
これは、若干、危険を伴う作業である。
手についたくらいなら、水でよく洗えばいいけれど、
眼にはいったりしたら大変である。だから、日曜大工用
のゴーグルをつけて、作業するといいだろう。

電解液を注入したら、化学反応を安定させるために
キャップをせず、20分くらい放置。その後、初期充電を行う。
初期充電の方法については、メーカーごとに異なるので、
その指定方法に従えばよい。
方法が指定されていない場合、私は以下のようにしている。
(1時間の充電+5分のインターバル)×5回

今回の製品は、電解液を注いだ直後に電圧を測ってみると
13.4Vであった。トータルで5時間の初期充電が終了した時点では13.8V。
1セルあたり約2.3V。
当たりである。
まずは、十分な発電量であるといえよう。

これが、電解液を注いだ直後に12Vを切っているようだと、
ハズレである。1セルくらい、死んでいるにちがいない。
ということで、安物でもいいからテスターを買って、
電圧を測ってみるといい。
初期不良がわかるから。
初期不良の場合は、1年間の保証がついているから、
交換を申し出ればいい。



ということで、今回の記事のまとめであるが、
低価格の中国製バッテリーであるが、
ハードな使い方であっても、1年はもつ。
毎年買い換えるつもりならば、
買っても損はないだろう。


バッテリーを長く持たすには、いつも少しずつ、
充電することである。
そのためには、ずっと走り続けるのがいい。(笑)
あるいは、秋月電子でトリクル充電器キットを
買ってきて、乗っていないあいだはバッテリー
をおろして充電するとか。

まあ、実際には、乗るたびにバッテリーを下ろして
充電するなんて、やってられないけどね。