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フォーサーズ、オワタ \(^o^)/ [ひとりごと]

オリンパスのフォーサーズが、いつのまにか、
オワっているのだが。


ちょっと遅くなったけど、新年、あけまして
おめでとうございます。今年もオートバイや
自転車を使った旅が好きな人にとって、
読むと、ホンの少しだけタメになるBlogを
めざして、記事を書いていきたいと思います。
どうかよろしくお願い申し上げます。
m(_ _)m


で、新年最初の記事であるが、
ちょっと、愚痴っぽくなってしまう。
ていうか、愚痴なんだけどね。wwwww


私は、2008年にオリンパスのE-510という
デジタル一眼レフを買った。
フィルム一眼レフはニコンを使っていたから、
デジタル時代をむかえて、オリンパスに乗り換えたわけである。

その理由なんだけど。
デジタルカメラは、撮像素子と画像処理ICの性能が、
写真の出来上がりに、大きく影響するよね。
フィルムカメラであれば、風景撮影にはベルビア、
人物撮影にはコダクロームなどというように、
目的におうじて、フィルムを使い分けるのが一般的である。

でも、デジタルカメラの場合は、撮像素子と画像処理IC
の性能により、写真の出来、とりわけ発色がずいぶんと違う。
ニコンの色、キヤノンの色などというように。

いってみれば、デジタルカメラを買うということは、
フィルムを買うようなもの。
異論がある方もいらっしゃるかもしれないけれど、
私は、そう思っている。

で、私の撮影目的からすると、ニコンの色は地味すぎるし、
キヤノンはハデすぎる。それに対して、オリンパスのE-510は、
いかにもオリンパスらしい、自然ではなやかな発色である。
空の青もヌケがいいし、森の緑も鮮やか。
花の色もきれいに映るね。

ということで、オリンパスのデジタルカメラは、
日本の風景を撮るのにむいていると思う。
E-510は、とてもコンパクトなボディだから、
オートバイや自転車の旅に持っていくのに便利だし。
そのようなことから、私はオリンパスのE-510を、
ヒジョーに気に入って、使っていた。

E-510の欠点としては、ファインダーがちっこくて、
ピントの山がつかみづらいことだけど、
オートフォーカスは、なかなかスルドくピントを合わせてくれるし、
より精密なピント合わせが必要な場合は、
ライブビュー機能をつかって、液晶ディスプレイ上で
7倍とか10倍の像を見ながら、マニュアルで合わせればいい。

ま、いまさら、こんな古いカメラのインプレを書いても
しょうがないんだけど、なかなかのスグレモノなのであった。
(あんまり売れなかったみたいだけどね...。)


で、私は3本のD-ZUIKOレンズを買って、
E-510を、ガンガン使いたおしていたわけだけど、
最近、ちょいとした撮影目的があって、
マクロレンズが必要になり、
ひさしぶりに、カタログを調べていた。
で、おどろいたね。

フォーサーズ、オワッてるじゃん。
\(^o^)/


現在、オリンパスのラインアップでフォーサーズマウントを
使っているのは、フラッグシップ機のE-5のみ。
PEN、OM-Dをはじめ、ほとんどの機種は、
マイクロ・フォーサーズに移行している。
おまけに、オリンパスは新しいフラッグシップ機として
2013年10月に、OM-D E-M1を発表している。
ということで、フォーサーズを使ったEシリーズは、
ディスコンが確実であり、次期機種のE-7は
開発中止と発表されている

omd.jpg
オリンパスの新しいフラッグシップ機 OM-D E-M1
出所:オリンパス  http://www.olympus.co.jp/jp/


いまごろ気がついたのかよ!

とか、言われそうである。
そう、いまごろ気がついたのである。
というのは、私は写真を撮るのは好きだけど、
カメラなんか、好きでもなんでもない。
だから、ふだんはカメラのことなんか、考えたこともない。
こういう状況になっているなんて、全然、しらなかった。

やはり、いっしょにフォーサーズ規格を
推進したコダックが経営破綻したのが、
大きかったのかな。



それはともかく、困ったことになったものである。
Eシリーズのユーザーとしては、このまま、フォーサーズ
のレンズを買い揃えていっていいものだろうか。

フォーサーズとマイクロ・フォーサーズのマウントを変換する
アダプタが売られているから、今後もフォーサーズのレンズ
そのものは活かせるけれど、オートフォーカス機能などの
互換性の点で、不安が残る。
それに、マイクロ・フォーサーズに移行すると、
ミラーレスの一択になってしまうし...。

いまどき、OVF(光学式ファインダー)
なんて、意味ねーだろー


とか言われそうだけど、私にとっては、これから撮ろう
としている像を、直接、自分の目で見てチェックする
というプロセスは、けっこう、大事なのである。
ミラーレス機は、そのプロセスを根底から崩してしまう。

とにかく、いま予定しているマクロ撮影については、
以前に使っていたニコンのマクロレンズを使ってすますことにして、
これ以上、フォーサーズレンズを購入するのはひかえよう
と思うのであった。



ということで、今回の記事のまとめであるが、
現在、オリンパスはフォーサーズからマイクロ・フォーサーズ
への移行戦略を明確にしており、Eシリーズはディスコンに
なることが明らかである。フォーサーズレンズを買い揃えていく
ことについては、一考を要すると思う。


それにしても...。
オリンパスのカメラは、私のように風景を撮る者だけでなく、
鉄道写真を撮る人のあいだでも、結構、人気があった。
やはり、発色がはなやかなのと、手ブレ防止機能がスグレて
いるので、流し撮りなどの技術が使いやすいから。
鉄道ファンこそ、ミラーレスなんか、絶対に使わないだろうから、
これまでのユーザーは、はなれて行ってしまうね。

それと、オリンパスのふるくからの固定的ユーザーとしては、
OM-1の時代からのマクロユーザーがいる。
昆虫写真家の栗林慧さんが、超有名だよね。
マクロユーザーも、ミラーレスなんか、絶対に使わない。

フォーサーズをあきらめたことにより、こういったオリンパスの
固定的なファンを切り捨てることにはならないのかな。
まあ、最近のオリンパスは、内視鏡などのメディカル分野に
注力しているから、デジタルカメラ分野なんか、どうでもいいと
思っているのかもしれないけどね。
...さびしい限りである。



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