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中華ドライブレコーダーを取り付けてみた [ムダ知識]

中国製2000円のドライブレコーダーを取り付けてみた。


クルマを運転しはじめてから、はや35年。
もう、25万キロ以上走っているけど、
幸運なことに、大きな事故は起こしたことがない。
けれども、明日、起こすかもしれないよね。
私の場合、運転がどヘタだから。

もちろん、事故を起こすことがないよう、
いつも、どヘタなりに慎重に運転しているつもりだけど、
こればっかりは相手があってのことだから。
先日も、携帯電話をかけながら運転していた人に
ぶつけられそうになったし...。
(-_-;


それに、ウチのクルマは主として子どもたちが運転するから、
なにかあった時に、子どもたちを守るための対策も必要である。
そこで、ドライブレコーダーを取り付けることにした。

選んだのはこれ。
中国製ファイアスター FS-DR189。
amazonで2000円だった。(送料込み)

fsdr.jpg
中国製ドライブレコーダー ファイアスター FS-DR189


え? なんで、そんな安いものばかり
買うのかって?


だから、このブログでは何度も言っているけど、
高いものを買って、いいのはあたりまえ。
そんな情報は役に立たないし、取りようによっては、
単なる自慢話にすぎない。
安いものを買って、それが使えるのか、使えないのか。
具体的に、どこが不満だったのか。
それを書いてこそ、インプレ記事になると思うのである。
だからこそ、みなさんの人柱になる覚悟で、安いものを買うのである。
単にビンボーなだけでは? という意見には、
決して、耳を貸さないのである。(笑)

で、商品が届いて、あけてみると...。
うっ、安っぽい。(笑)

なんというか、プラスチックに高品質感がないというか...。
クルマが好きな人だったら、愛車にこんなもん取り付けようなんて、
絶対、思わないだろうな。
取扱説明書は、なんとペラ1枚。
しかも、中国語、英語となぜかロシア語のみで、日本語はなし。(笑)
いくらなんでも、説明不足だと思うけどなあ。

気を取りなおして、取り付けることにする。
ウチのデミオには、ダッシュボードの上に蓋つきのトレーが
付いている。蓋の部分には、すでにカーナビが、
内部にはGPS付きレーダーが取り付けてあるんだけど、
そこに強引にわりこませることにする。

電源はカーナビおよびGPS付きレーダーの配線と共用しよう
と思っていたんだけど、本体への給電は、ミニUSB端子。
シガーソケットに入れるプラグの内部に、5Vへの降圧回路が
仕込まれているのだった。ということで、シガーソケットから
電源を取らざるを得ない。

おまけに、ネットで調べてみると、この降圧回路がひどい
ノイズ発生源になっていて、ETCとかカーナビの受信を妨げる、
みたいなことが書いてある。
私は思わず、ドライブレコーダーを窓から投げ捨てそうになったね。
が、すんでのところで思いとどまり、取り付け作業を続ける。
ノイズ対策については、あとで考えることにする。

取り付けは簡単で、フロントガラスに吸盤状になったマウント用
の器具をセットし、取り付け完了。
さっそく、使ってみることにする。
おっと、SDメモリーカードを入れないと。

FS-DR189はFAT32フォーマットに対応しているので、
SDメモリーカードは32Gバイトのものまで使える。けど、
Class10の製品は相性の問題で認識しないことがある
と、amazonの説明に書いてあった。
ということで、私は32GバイトでClass6のものを探した。
けど、そんなもん売ってなかったので、16GバイトでClass6のものにした。
それでも録画時間は約7時間(VGAサイズ 640x480 ピクセルの場合)だし、
古いファイルから順次消していく方式だから、十分使えるとは思うけど。

日本語の説明書はないけど、操作パネルでは日本語のメニューがあるので、
なんとなくわかる。わからない設定はネットで検索してみると、
いろんな方が人柱になって記事を書いてくださっているから、
それを参考にすればいい。
たすかるね。 m(_ _)m

とりあえず、全部、初期設定のままで使ってみることにする。
で、どうだったか。
まあ、いいんじゃないでしょうか。
実際に撮影した動画を以下に貼っておく。


中国製2000円ドラレコ ファイアスターFS-DR189で撮影した動画


あいにくの雨で、かなりきびしい条件だったけど、
標識の文字などは、はっきりと撮れているね。
なかなかの実力である。

心配されたノイズの件だけど、対策がされたのか、
ETCもカーナビもGPS付きレーダーも、邪魔することはなかった。
いちおう念のため、シガープラグに100円ショップで買ってきた
アルミテープを貼っておいたけど。

録画時間は、デフォルトでは2分と設定されている。
つまり、録画された動画は、2分ごとにSDメモリーカード
に書き込まれるわけである。
ここで問題なのは、書き込んでいるあいだは録画がされないこと。
そういう仕様になっているのだから、仕方がない。
画面サイズVGAで、転送速度がClass6のSDメモリーカードの場合、
その空白時間は1~2秒ほどである。

録画時間を伸ばせば伸ばすほど、また、画面サイズを
大きくすればするほど、書き込み時間は長くかかる。
ここはデフォルトどおり、録画時間を2分、画面サイズはVGAにして、
2分ごとにやってくる1~2秒の空白時間については、
あきらめるしかないね。

実際には、交通事故における取り調べにおいて、
ドライブレコーダーの動画を提出しても、
警察は、とりあってくれないらしい。
というのは、警察は主として加害者から事情を聞くのであり、
被害者の話なんか、あまり聞かないみたいだから。
(加害者がドライブレコーダーの動画なんか、提出するわけはないし。)

そういった意味では、ドライブレコーダーを取り付ける意味って、
どこまであるのかはわからない。
けど、まあ、保険会社が過失比率を決める際の資料としては、
説得力があるのではないかと思われる。
逆にいうと、ドライブレコーダーなんてその程度のもの、
と考えれば、これくらいの価格の製品で十分であろう。



ということで、今回の記事のまとめであるが、
中国製 ファイアスター FS-DR189は、
2000円という価格にもかかわらず、
ドライブレコーダーの機能としては、
必要にして十分であると思われる。


著作権の関係があるので、実現はできないけど、
上の動画のBGMは、今年3月に故人となった須藤薫さんの
「フロントガラス越しに」にしたかったな。
私と同じ世代ならば、脳内で再生できるはず。
須藤薫さんのご冥福をお祈りします。



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