SSブログ

LCCを予約してみた [旅情報]

LCC (ローコストキャリア=格安航空会社) を予約してみた。


airasia.jpg
エアアジア・ジャパンのエアバスA320
出所: エアアジア・ジャパン http://www.airasia.com/jp/ja/home.page


今年から社会人となった上の子が、夏休みを取った。
で、「明日から北海道に行くから。飛行機の切符をとってくれ。」とかいう。
いつものことながら、やることが行きあたりばったりである。
いったい、だれに似たのやら。
(-_-;


ということで、LCC (ローコストキャリア=格安航空会社)
を探してみることにする。

まずは、いつも私が愛用しているスカイマーク
LCCの草分け的な存在であり、ドライに割り切ったサービスで
有名な会社である。
羽田~千歳便は、当然のことながら満席であった。
そこで、茨城~千歳便をあたってみる。

「立川から茨城空港くんだりまで行くのかよ。」
とか言われそうだけど、茨城空港は駐車場がタダだし、
外環→常磐道を使えば、2時間くらいで行ける。
茨城~千歳便の運賃は、5,800円からと格安であり、
旅がすきな者にとっては、有名な路線である。
が、残念ながら満席であった。


つぎに、ジェットスター
オーストラリアに本拠を置くLCCで、日本では成田空港を
拠点としている。開業直後に1円で航空券を発売したことで
有名になった会社である。
成田~千歳便は4,490円からと、これも格安であるが、
残念ながら満席であった。


最後に、エアアジア
マレーシアに本拠を置くLCCで、つい最近、運航を開始したばかり。
話題になっていることもあり、「これはムリだろうな。」と思ったが、
検索してみると、なんと、往復とも空席があった。
往路は約11,000円、復路は15,000円。計26,000円。
東京~千歳間の日航、全日空の普通運賃 (往復)は64,000円だから、
半額以下である。
さすがに安いね。

速攻で予約することにする。
予約のフォームに、必要なデータを入力していく。
若干、やりづらいね。
システムが漢字に対して、完全には対応していないから、
半角で入力するところが多いのである。

とりわけ、住所を英文式に番地から半角で入力するというのは、
戸惑うかもしれない。
電話番号も、日本の国番号81から、アタマの0をとって入力する。
まあ、仕事で日常的に英文eメールを書くような人にとっては、
なんということはないだろうけど。

受託手荷物は有料。成田~千歳で1個あたり2,000円もかかる。
しかも、予約フォームではデフォルトで「1個」になっているので、
機内持ち込み手荷物だけの場合、気づかないと、
余計な料金を取られることになる。
上の子は、小さなバッグ1個の予定だから、受託手荷物はなし。
すんでのところで気がつき、2,000円×2=4,000円を節約した。

受託手荷物が予約した重量よりもオーバーした場合、
1kgあたり1,000円という超過料金がかかる。
お土産などで重量が増える可能性があるなら、
多少、大きめに予約しておいた方がいいだろう。


次に座席指定。なんと、これも有料である。
「座席を指定するのに、お金がかかるのか?」
と、ちょっと驚く。
で、ホットシートで1200円、普通で300円となっているので、
ここはためらいなく、300円で指定した。
国際線の場合は、座席指定が不要なら
「without picking a seat」
をクリックすれば、
料金はかからないようだ。
国際線だと、座席指定料だけで片道3,000円くらいかかるから、
ここはうまくかわさないといけないね。

追記
国内線でも、座席指定メニューの際、「座席指定削除」という
ボタンを押すと、座席指定料金はかからないようだ。その際は、
チェックインした際、自動的に席が割り振られることになる。



全部入力したら、クレジットカードで決済して、搭乗券をプリントアウトする。
で、その搭乗券を持って、出発の45分前までに空港のカウンターに行けばいい。
受託手荷物がない場合は、そのままゲートに行ってしまっていいようだ。
いまの航空会社は、ほとんどがeチケット化されているけど、
搭乗券がそのままプリントアウトできるというのは、私にとっては初めて。

便利になったもんだねー。

なお、空港のカウンターで搭乗券を発行してもらう場合、
45分前に行かないと、有料となるから。(1,000円)
搭乗券は、予約直後からプリントアウトできるから、
出発前に、すべての搭乗券を印刷しておいた方が無難だね。
ま、とにかく、LCCは知らないと損をするワナがいっぱいだから。(笑)
上手にかわして、安く乗らないといけないね。

ちなみにスマートフォンによるモバイルチェックインは、以下のようにする。

 ①airasia.com にアクセス
 ②mobile checkin を押す
 ③continue を押す
 ④予約番号を入力
 ⑤出発空港を入力
 ⑥すると搭乗者の名前が表示されるから、チェックを入れる
 ⑦電話番号(国番号81から)とeメールアドレスを入力


そうすると、画面に四角いバーコードが表示されるから、
それを空港にある機械にかざすと、搭乗券が印刷されて出てくるようだ。
国際線でも、まったく同じ方法で、チェックインできる。

ふーん。

便利になったもんだね。
昔は、国際線に乗る場合は、必ず、リコンファームというのを
やらなければいけなかった。
飛行機に乗る前に、航空会社に電話して、
「必ず乗るからな。予約を取り消すんじゃねーぞ。」
と言わなければ、予約を取り消されてしまうのである。

ちなみに、その電話は、ふつう英語。
24才のとき、初めてアメリカに行って、リコンファームをしたときは緊張した。
「えーと、ア...アイドライク リコンファーム マイフライト。」
と言うと、むこうのオペレータが早口の英語でまくしたてる。

さっぱりわからん。(笑)

そこで、「My Flight number is xxxx. From Los Angeles to Tokyo.」
などと、航空券の券面に書いてあることをすべて読み上げて、
「OK?」と聞いたら、まあ、なんとかなったけど。
いまどき、リコンファームを要求する航空会社なんかないと思うけど、
そんな時代から旅をしている者にとっては、いまは隔世の感があるね。

あ、それと、注意しなければいけないのは、
LCCの場合は、仮に予定していた便が欠航した場合、
他社便への振りかえはできない。
その点は覚悟しておく必要がある。
だから、予定していた便に乗れないと、仕事に支障があるのであれば、
LCCは利用しない方がいいだろう。

まあ、航空機の場合、予定していた便が欠航してしまうと、
ふつう、他社便への振りかえをすることはむずかしい。
私の場合、できたためしはないね。
だから、正規の料金を払っていても、結局は同じこと、ともいえるけど。



ということで、今回の記事のまとめであるが、
LCCの予約は、かんたんである。
前日に予約しても、大手航空会社の半額以下の料金であり、
コストパフォーマンスは、きわめて高い。
ぜひとも、利用されるといいだろう。


で、上の子は今日、北海道から帰ってきたんだけど、
まあまあ、快適だったようだ。
飛行機は新しいエアバスA320で、「席はそんなにせまくなかった。」とか。
ただ、飛行機の運用の都合なんだかどうかはわからないけど、
行きは30分、帰りは50分、遅れたそうだ。
LCCを利用する場合は、そういったことも覚悟しておく必要が
あるのかもしれない。



共通テーマ:旅行