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夜行高速バスについて [ひとりごと]

夜行高速バスが、関越自動車道で事故を起こしたけど。


みなさん、お元気ですか。
ちょっと、更新が滞っていたのは、べつに健康を害していたとか、
そういうわけではなくて、じつはいま、運転免許を取得しているのである。
なかなか、おもしろい体験をしているので、そのうち、まとめてうpしたいと思う。

で、今回は、夜行高速バスの話。

旅人にとって、都市間を安く移動したいというニーズは、昔からある。
たとえば、学生が実家に帰るとか、友人に会うとか、
あるいは、家族で遊びに行くとか。
時間に縛られない利用形態においては、夜、寝ているあいだに
移動できるというのは、とても便利だし、また、安くすむから。
そのようなことから、現在、夜行の高速バス業界は、
活況を呈しているようだ。

おかげで、ブルートレインは全滅したけどね。
(-_-♯


夜行の高速バスには、2種類あって、バス会社が運営する
「路線バス」と、旅行会社が運営する「企画旅行」がある。
前者は、JRバスのドリーム号など。後者は、専門の旅行会社が
たくさんあって、それぞれがいろんなところに行く便を運営しているね。

で、路線バスには、規定の運賃というものがあるけど、
企画旅行という商品には、じつは料金基準というものがない。
だから、際限なく料金が安くなるし、また、料金を安く設定するためには、
安いバス運行会社を集めてくればいい。

今回、事故を起こしたのは、格安の企画旅行バスである。
けれども、旅行会社とか、バス運行会社に対して、
勤務体制が劣悪とか、あるいは下請けいじめだとか、
そんな論理で責めるのは、スジが違うと思われる。
それは、単純にサービスを提供するがわと、顧客とのあいだの
契約の問題であり、
「多少、サービスに問題があっても、安い方がいい」
という顧客が存在する以上、そういったニーズに対応しようという
旅行会社が出てくるのは、当然だからだ。
言うまでもなく、交通機関が提供する最大のサービスは安全である。


私自身は、バスのファンでもあるので、旅行会社が企画した夜行バス
を利用したことがある。
大手の旅行会社だと、東京~大阪間で、だいたい4~5000円前後。
使用していた車両は、日野自動車の最上級車種、セレガの最新型であった。
運転手さんは、ちゃんと2名、乗務していたし、運転は安定していた。
路線バスとくらべて、遜色はなかったな。

また、本当に格安のバスを利用したこともある。
東京~大阪間で、だいたい3000円前後。(笑)
使用していた車両は、少し前の三菱ふそうエアロクイーン。
ちゃんと2名、乗務していたし、まあまあ快適だったけどな。

けれど、これからは、あまりにも安いバスを利用するのはやめよう と思う。
やはり、安いには安いだけの理由があると思うから。
安全が確保されない交通機関は、淘汰された方がいい。

東京~大阪なら、1万円出せば 「ぷらっとこだま」で行けるし、
昼間の路線バスなら、だいたい5000円前後。
春休み、夏休み、冬休みの期間中なら、青春18きっぷという手もある。
航空機だと、神戸空港でよければ、スカイマークで約9800円。
今後、ピーチ航空など、航空機のローコスト・キャリアは増えるだろうし、
旅行のための交通手段は、幅広い選択肢のなかから、
選んだ方がいいと思われる。

末尾ではあるが、今回の事故で亡くなられた方々のご冥福をお祈りしたい。


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