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サン・ディエゴに行ってきた [旅情報]

ちょいと、仕事でサン・ディエゴまで行ってきた。


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コロナド島にて

サン・ディエゴは、カリフォルニア州南部にある都市である。
気候が温暖であるうえ、適度に田舎の雰囲気を残している
ことから、「全米一、住みやすい町」などと言われている。
また、米国海軍の基地の町でもあり、
ふるくからの映画ファンにとっては、
「トップ・ガン」の舞台となった町といえば、
わかっていただけるだろう。


トップガンというと、オートバイ乗りたちは、
「ああ。カワサキのGPZ900Rに
乗って、年増女をコマす話な。」

などと言いそうである。
まあ、それで、だいたい合っているんだけど、
正確にいうと、アメリカ海軍のエリート戦闘機
パイロットの養成機関(トップ・ガン)に入った
若者たちの青春群像を描いた映画なのである。
その養成機関(トップ・ガン)は、サンディエゴ近郊の
ミラマー海軍航空基地にあったのである。


映画「トップ・ガン」の1シーン、主人公の相棒が
家族のためにピアノを弾きながら歌う場面で出てきた、
ダウンタウンのレストラン (カンザスシティー・バーベキュー)は、
現在も、そのままの姿で残っている。
泊まっていたホテルのすぐ近くにあったんだけど、
残念ながら、仕事のスケジュールがいっぱいで、行けなかった。

また、鉄道ファンの私としては、市街地を走る赤い路面電車、
San Diego Trolley に乗ってみたかった。
けれど、これも乗る時間はなかった。
ちなみに、路面電車の運賃は、1回あたり2.25~2.5ドルで、
1日乗車券は5ドルである。停留所に、乗車券の自動販売機が
あったので、確認してきた。


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市街地を走る路面電車 (San Diego Trolley)

ま、とにかく、今回は仕事で行ったので、あまり自由な時間がなく、
サン・ディエゴの町を、ゆっくりと見ることができなかった。
残念である。
こんどは是非、プライベートで来て、いろんなところを
見てまわりたいと思う。


これだけで終わったら、なんだか、とてもさえない旅行記に
なってしまう。また、読んでも、なんの役にも立たないから、
読者様にとっては、時間のムダになってしまう。
そこで、これからサン・ディエゴを旅行しようと
思っておられる方の参考になるように、
少しだけ、米軍についての話をさせていただこうと思う。

サン・ディエゴには、沖縄などとは比べものにならない
くらいの規模の海軍基地がある。
また、海軍があるということは、当然のことながら、
近くに海兵隊の基地もある。
そちらの規模も、米国では最大級らしい。

だからといって、べつに、誰も反対していない。
抗議のプラカードを持った人など、どこにもいない。
米国人にとって、軍というものは、自分たちの尊厳と存在意義、
あるいは、その精神に深くかかわっており、他国人はもちろん、
自国人ですら、とやかく言うことを、絶対に許さない雰囲気がある。
はっきりいって、米国で軍の批判をすることは、タブーに近い。

カリフォルニアという土地は、どちらかというと自由であり、
リベラルな思想を持った人たちも多いのだが、
ここ、サン・ディエゴでは、まったく雰囲気が違うから。
それに、米国人で保守的な思想を持っている人というと、
日本のネトウヨなんか、真っ青になって逃げ出すくらい、
過激で、誇り高い人が多い。

まあ、とにかく、米国人相手にケンカを売るつもりならともかく、
そうでないならば、軍に対する批判など、するものではない。
サン・ディエゴに行くときは、そのことに注意すべきであろう。
日本とは流儀の違う国に来たのだ、と思わないと、危険であると思う。

ちなみに、私はそういう感覚だから、沖縄における普天間基地問題
に対する抗議活動を、ニュースで見るたびに、はらはらする。
とりわけ、最近の沖縄における抗議活動、および、日本政府の
ぶれた対応を見ていると、いたずらに、米国人の不信感と怒り
をかっているだけ、という感じがするのである。
要するに、沖縄の人にとっては、米軍に対して不満があるのではなく、
沖縄にばかり負担を押しつけている日本政府、および内地の人に対して
不満があるのだろう。それならば、米軍をターゲットに抗議活動をする
のではなく、日本政府と内地の人をターゲットに、抗議活動をして
いただきたいものである。



ということで、今回の記事のまとめであるが、
サン・ディエゴは、とてもきれいで暮らしやすい町であった。
機会があれば、ぜひとも行ってごらんになるといいと思われる。



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