ホンダが東京モーターショーに700CC 3車種を出品 [オートバイの話]
東京モーターショーに、ホンダが出品した700CC 3車種に
注目しているんだけど。
リンク
ホンダ 東京モーターショー特設Webページ
INTEGRA
NC700S
NC700X 写真出所:本田技研工業 ※3点とも
INTEGRAプレスリリース
http://www.honda.co.jp/news/2011/2111024.html
今日から、東京モーターショーの一般公開が始まった。
ホンダは、700CC 2気筒エンジンを搭載した新製品の
3車種(INTEGRA、NC700S、NC700X)を出品している。
さる11月8日より、イタリアのミラノで開催された
EICMA2011(ミラノショー)に出品されたものである。
最高出力は、衝撃の38.1KW (約51馬力)!
700CCでこの出力というのは、現在の新車としては、きわめて異例である。
1969年に発売されたCB750 K0が約67馬力だったから、
ホンダとしては、40年以上も前に出した製品よりも非力ということになる。
本田宗一郎氏も、
「まさか、いまになって、こんなバイクを出すとは...。」
と、びっくりされておられるに違いない。
現在、私が乗っているCB750 (RC42)が75馬力だから、
それと比べても、いかにも非力。
けれども、最大トルクは62N・m/rpm (約6.3kg-m)であり、
CB750の6.5kg-mと、ほぼ同等。
実際問題として、乗った感覚は、あまり変わらないだろうね。
700CCという中途半端な排気量は、四輪のフィットのエンジンを
ベースにしているから。
フィットの1339CC 4気筒のエンジンを、半分にぶった切って、
2気筒、約670CCのエンジンをつくったというわけ。
燃費がいいのは、当然だね。
発表された諸元では、27.9km/リットルとなっているが、
本当に、それくらい、走りそうである。
燃料タンクは14.1リットルだけど、そんだけいい燃費なら、
満タンで350~400kmくらい、走れそう。
ツーリング用のオートバイとして、まったく問題ないだろう。
これから、こういうオートバイ、増えるだろうなあ。
クルマのエンジンをベースにしているため、
生産コストは安い。
価格は未定だけど、おそらく、70~80万円前後になるのではないか。
これなら、ワタシら中高年にも手が出そうだね。
(^^)
INTEGRAとNC700S、NC700Xの違いであるが、
INTEGRAは、スクーターとオートバイの中間をねらっている。
デュアル・クラッチ・トランスミッション(AT)を搭載し、
2気筒のエンジンを極端に前掲させることにより、
燃料タンクをシート下にレイアウト。
また、前後17インチのホイールをはかせることにより、
操縦性はスポーツバイクにちかくしている。
かつてのパシフィックコーストが進化したものだね。
他の2車種であるが、NC700Sはスポーツバイク、
NC700Xはツーリングバイクという味付けである。
NC700Sは、かつてスズキで発売されたアクロスに近い。
タンクのところが、メットインのトランクスペースになっているもんな。
なんとなく、デザインも、ホンダっぽくないんだよなあ。
NC700Xは、トランザルプが進化したものと思えばいい。
トランザルプは、日本ではまったく売れなかったけど、
欧州では人気車種であり、現在もなお売られている
ロングセラーモデルなのである。
ホンダとしては、ベースとなるエンジンは共通で、さまざまな味付け
の車種を出していくという、かつて、NV系エンジンで成功した戦略を
もう一度、というねらいなんだろうね。
注目しているんだけど。
リンク
ホンダ 東京モーターショー特設Webページ
INTEGRA
NC700S
NC700X 写真出所:本田技研工業 ※3点とも
INTEGRAプレスリリース
http://www.honda.co.jp/news/2011/2111024.html
今日から、東京モーターショーの一般公開が始まった。
ホンダは、700CC 2気筒エンジンを搭載した新製品の
3車種(INTEGRA、NC700S、NC700X)を出品している。
さる11月8日より、イタリアのミラノで開催された
EICMA2011(ミラノショー)に出品されたものである。
最高出力は、衝撃の38.1KW (約51馬力)!
700CCでこの出力というのは、現在の新車としては、きわめて異例である。
1969年に発売されたCB750 K0が約67馬力だったから、
ホンダとしては、40年以上も前に出した製品よりも非力ということになる。
本田宗一郎氏も、
「まさか、いまになって、こんなバイクを出すとは...。」
と、びっくりされておられるに違いない。
現在、私が乗っているCB750 (RC42)が75馬力だから、
それと比べても、いかにも非力。
けれども、最大トルクは62N・m/rpm (約6.3kg-m)であり、
CB750の6.5kg-mと、ほぼ同等。
実際問題として、乗った感覚は、あまり変わらないだろうね。
700CCという中途半端な排気量は、四輪のフィットのエンジンを
ベースにしているから。
フィットの1339CC 4気筒のエンジンを、半分にぶった切って、
2気筒、約670CCのエンジンをつくったというわけ。
燃費がいいのは、当然だね。
発表された諸元では、27.9km/リットルとなっているが、
本当に、それくらい、走りそうである。
燃料タンクは14.1リットルだけど、そんだけいい燃費なら、
満タンで350~400kmくらい、走れそう。
ツーリング用のオートバイとして、まったく問題ないだろう。
これから、こういうオートバイ、増えるだろうなあ。
クルマのエンジンをベースにしているため、
生産コストは安い。
価格は未定だけど、おそらく、70~80万円前後になるのではないか。
これなら、ワタシら中高年にも手が出そうだね。
(^^)
INTEGRAとNC700S、NC700Xの違いであるが、
INTEGRAは、スクーターとオートバイの中間をねらっている。
デュアル・クラッチ・トランスミッション(AT)を搭載し、
2気筒のエンジンを極端に前掲させることにより、
燃料タンクをシート下にレイアウト。
また、前後17インチのホイールをはかせることにより、
操縦性はスポーツバイクにちかくしている。
かつてのパシフィックコーストが進化したものだね。
他の2車種であるが、NC700Sはスポーツバイク、
NC700Xはツーリングバイクという味付けである。
NC700Sは、かつてスズキで発売されたアクロスに近い。
タンクのところが、メットインのトランクスペースになっているもんな。
なんとなく、デザインも、ホンダっぽくないんだよなあ。
NC700Xは、トランザルプが進化したものと思えばいい。
トランザルプは、日本ではまったく売れなかったけど、
欧州では人気車種であり、現在もなお売られている
ロングセラーモデルなのである。
ホンダとしては、ベースとなるエンジンは共通で、さまざまな味付け
の車種を出していくという、かつて、NV系エンジンで成功した戦略を
もう一度、というねらいなんだろうね。
とうことで、今回の記事のまとめであるが、
現在、ホンダが東京モーターショーに出品している
700CC 2気筒エンジンを搭載した新製品の3車種(INTEGRA、NC700S、
NC700X)は、なかなか魅力的な製品である。
東京モーターショーに行かれたら、ぜひとも、ご覧になられるといいだろう。
私が買うとしたら、INTEGRAだね。
長距離のツーリングが多いから、ATは圧倒的にラクだし。
デカスクに乗るよりは、ツーリングをしている、という感じがするもんな。
NC700Sは、CB750の実質的な後継モデルだね。
これまで、CB1100が後継機種と言われてきたけれど、
CB750のユーザーである私には、なんとなく違和感があった。
「オレら、ああいうのが好きで、CB750に乗ってるわけではないんだよな。」
と、ずっと思っていたもんな。
NC700Xは、トランザルプ同様、日本国内では理解されないだろうね。
かくいう私も、CB750にしようか、トランザルプ400にしようか、
さんざん迷ったクチなんだけど、トランザルプに乗ると、
「なんで、そんなオートバイに乗っているの?」
という質問攻めにあいそうなんだもん。
いちいち、それに答えるのが面倒くさいから、CB750にした。
個人的には、トランザルプとか、TDMなんかに乗っている
オートバイ乗りこそが、本当にわかっている人、
と思っているんだけど、あまりにも少数派なんで、
絶滅危惧種に指定されてしまいそうだもんなあ。(笑)