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ネットのセキュリティ対策 [ムダ知識]

リモートホストとIPアドレスを抜かれたのだが。


12月15日の記事の人のところを、ひさしぶりにのぞいてみたら、
アクセスができなかった。どうやら、私のIPアドレスを抜いて、
閲覧をできないようにしたみたいだ。(通称、アク禁)

「おもしれえ。中年のIT技術をなめんなよ。」

ということで、プロクシサーバーを使って接続。(通称、串を刺す)
で、アクセスしてみたら、しばらく休止とか。
Blogを休んで、やっていることがこれですか???


いい機会だから、この記事を読んでくださっている方に、
IPアドレス、リモートホストといった、ネットの世界で生きるにあたって、
知っておかなければいけないことについて、書いておこうと思う。
なにかの参考になるかもしれないから。


私たちが、ネットにアクセスするということは、
すなわち、自分の情報を出しているということである。
ちょっと、ここにアクセスしてみていただきたい。

どうですか。かなり詳しい情報を出しているでしょ。
会社のパソコンで、Blogや2chにアクセスしたりしたら、ダメですよ。(笑)
注目していただきたいのは、「リモートホスト」と言う項目と、
「リモートアドレス(IPアドレス)」という項目。 (赤丸で囲った部分)
リモートホストのドメイン名をみれば、
あなたが所属している組織とか、
あるいは、あなたがいま、 接続に使っているプロバイダーがわかる。
リモートアドレス(IPアドレス)は、まさしく、あなたのネット上の住所
そのもの
なのである。

sindan.gif


次は、ここに行っていただきたい。

この会社のホームページの右側に、「IPアドレスから地域を判定」
という部分がある。そのなかの都道府県名と市町村名に注目していただくと、
それはおそらく、あなたが住んでいる市町村であるはずである。
私の場合は立川に住んでいるから、見事に立川市となっているね。


tachi.gif


実際には、ダークファイバーを借り切って接続している場合など、
かなり離れた市町村である可能性もある。
が、まあ、そこそこの人口の町に住んでいるなら、
当たっている確率が高いだろう。


さて、あなたのリモートホストと、契約しているプロバイダー、
実際に住んでいる場所、そしてIPアドレスというネット上の住所が
相手にわかってしまった。
それからどうなるかは、相手次第である。


まずいのは、あなたの本名がわかっている場合。
上のように、住んでいる場所がわかってしまったのだから、
電話帳をみれば、電話番号がわかるし、
もっと手間をかけるなら、市役所に行って住民票を閲覧すれば、
住所が特定できてしまう。
そういった意味では、日本においては個人情報の保護
という概念などないから。

ま、本人が特定できたとしても、あなたが犯罪をおかしている
のでなければ、べつに、痛くもかゆくもない。
身の回りに不審な人物が出現するようになったら、警察に通報すればいい。


IT技術の面からは、IPアドレスがわかってしまった場合、
どんなリスクがあるのか。
ここから先は、あまり書きたくないのだが、
たとえば、他のサーバーを攻撃する際の踏み台にされたり、
ポートをさぐられたりするので、まあ、あまりよろしくない。
ネット接続には、ふつうは80番か8080番のポートを使っている
だろうから、そこだけが開いているなら、べつにかまわないのだが、
他のポートを使っている場合は、そこから入られる可能性は否定できないし。
念のため、

1.セキュリティソフトの導入。
2.Outlook Expressなどの汎用メーラーの
 使用はやめて、gmail、hotmailなどの
 Webメールに移行する。
3.パソコン内のHDに重要なデータを置かず、
 オンラインストレージか、外付けのHDに
 重要なデータを保管し、ふだんはオフライン
 にしておく。


くらいの対策はとった方がいいだろう。
ちなみに、私はずいぶん前からそうしている。

ま、ポートスキャンをされて、PCに侵入されたのなら、
それはりっぱな犯罪だから、相手のIPアドレスをプロバイダーに通報するか、
あるいは、もっと手っ取りばやく、警察に電話すればいいから。



ということで、今回の記事のまとめであるが、
リモートホストとIPアドレスを知られたからといって、
すぐに危機的な状況になるものではないが、
いちおう、準備はしておいた方がいいだろう。
私がおすすめするのは、
 1.セキュリティソフトの導入
 2.汎用的なメーラーを使わず、webメールに移行する
 3.パソコンには重要なデータを置かず、オンラインストレージなどを利用する
の3つである。


それにしても、私がコメントを入れたら、速攻で削除したし、(通称、コメ削)
今回は、私のIPを抜いたうえ、アク禁ですか...。

そもそもBlogというのは、不特定多数の人に読んでもらえるからこそ、
意義があるのではないか。仲間うちでしか読まれなくて、
「すばらしいです。なんでも出来るんですね。」
みたいな、見えすいたお世辞しか書かれないのなら、
なんの意味もないし。また、それでいいというのなら、
mixiなどのソーシャルネットワークに移行した方がいいだろう。

Blogが不特定多数の人に見てもらうものである以上、
書き手に対して、好意的でない読者が出てくるのは、ある程度、
仕方がないことだし、フェアな議論、意見交換をすすめていくためには、
書き手は、そういった方のご意見やご批判にも、耳を傾けざるを得ない。
そういった意味で、アク禁やコメ削は、Blogの世界では掟やぶりなのである。

ま、私はもう2度と、串を刺してまでBlogに行くことはないですから、
安心してください。



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