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ソースをしめせ [ひとりごと]

Blogの記事は、すべてオリジナルであるべきとは言わないが...。


まずは、有名なBlogの、この記事をごらんいただきたい。

「きっこのブログ」より
http://kikko.cocolog-nifty.com/kikko/2009/03/post-5543.html


これとまったく同じ内容の記事を、
自分の意見として書いている人がいる。
オチであるETCの略を、「E:いい思いするのは、T:トヨタとC:キャノン」
というところまでパクっているのだから、恐れ入る。

いちおう、改ざん、記事削除に備えて、Web魚拓はとらせていただいた。
が、まあ、それを晒すというのも、あまりにも大人げないし、
本人の名誉を傷つけるのが、私のこの記事の本意ではないから、
今回は魚拓を晒すのは、やめておこう。
(が、今後、記事の改ざん、あるいは記事削除という行為におよぶなら、
私は魚拓を晒そうと思う。)


私は、情報発信をする人間ならば、最低限の礼儀として、
オリジナルの記事の作者に対して敬意を表するとともに、
ソースをしめすべきであると思う。
そのうえで、自分の意見があるのなら、論述すればいい。
そのように思うのである。

こういった私の意見に対して、
「まあ、素人が趣味でやっていることなのだから、そこまでシビアに考えなくても・・・。」
などと言われるかもしれない。
たしかに、著作権というのは、特許権などとは考え方が異なっており、
主として作品の表現において、作者を保護するものである。
利用や引用を制限するものではない。
だからといって、全く同じ内容をパクっていいとは、私は思わない。
あくまでも、最低限の礼儀としてソースを示すべきであるという意味である。



また、ソースを示さないと、読者に重大な迷惑をかけることがある。
同じ人の記事だけど、クルマやオートバイを洗うのに重曹を使うといい、
というものがあった。
(これも、いちおう、Web魚拓をとらせていただいた)

家庭において、重曹が洗剤がわりになることは、よく知られている。
が、重曹がアルミニウムを冒(おか)すことも、少し理科系の知識がある人にとっては常識である。
アルミの表面が水酸化アルミニウムになって、白く濁ってしまうのである。
現在のクルマやオートバイは、アルミ部品を多用している。
オートバイのエンジンなどは、まんま、アルミである。
そんなところに、重曹をかけて、いったいどうしようというのか。

おそらく、この人は、どこかの家事のサイトを見て、
重曹が油汚れなどに対して、きわめて高い除去効果がある
ということを知ったのであろう。
しかしながら、重曹(炭酸水素ナトリウム)が簡単に炭酸ナトリウムに変化し、
アルミなどの金属を冒すことは知らなかったのだろう。

それ自体は、仕方がない。

何度も言うが、素人が趣味で書いているのである。
そんな記事を真に受けて、なんのテストもせずに、
いきなり、重曹でアルミのエンジンを洗ってしまう方が悪い。
私はそう思う。

しかしながら、ソースを示してあれば、その記事の内容が
どこまで信頼できるのか。あるいは正しいのか、間違っているのか、
ある程度、判断がつくではないか。
私は、そういった意味でも、ソースを示す必要があると思う。
で、そのうえで、自分でやってみたのなら、そのことを記事にすればいい。



ということで、今回の記事のまとめであるが、
Blogの記事は、すべてオリジナルであるべきとは言わないが、
引用したのなら、作者に対する礼儀として、ソースを示すべきである。
また、なんらかの情報発信をするなら、記事の内容の信頼性を示すうえでも、
ソースを示すべきであると、私は思う。


じつは、この人であるが、私の友人であるmicyuさんに対して、
「この文章は、ご自身の知識と意見ではないわけですね。
(中略)でないのであれば、挑戦的な文章は書かないことです。」
などというコメントのやりとりをしている。
そこまで言うのなら、なおさら、ソースを示すべきであろう。