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自転車で相模湖まで行って帰ってきた [その他自転車の旅]

立川から相模湖まで、自転車で往復してきた。


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今回走ったコース


●走行データ

  使用した自転車   クロスバイク改造車
  チェーンリング    42-32-22T
  カセットスプロケット 11-30T(8段)


  総走行距離 約65km

 立川市内の自宅10:30→JR高尾駅12:15→大垂水峠12:30
→JR相模湖駅13:00→大垂水峠13:40→浅川自転車道14:30
→道の駅滝山15:00→立川市内の自宅15:30



今回も、自転車のトレーニング。
じつは、年末に休みを取って、また、長距離ツーに出ようと思っているのである。
そこで、ここんとこ、週末ごとにトレーニングをしているというわけ。
先々週は藤岡まで行ったし、先週は多摩湖自転車道を4周してきた。 (一周約16km)
今回は、登りのトレーニングをしようと思う。

で、どこに行くか。

立川に住んでいる私にとって、一番手軽なのは、
国道20号線の大垂水 (おおたるみ)峠である。
まあ、大した峠じゃないんだけど、
奥多摩の風張峠 (かぜはりとうげ)まで行くのは、ちょっと大変だから。

午前10時30分ごろ、立川の自宅を出る。
多摩大橋を渡って、八王子市に入り、
浅川 (あさがわ)の自転車道を通って、西八王子まで。
私にとっては、いつもの散歩コースである。
浅川の自転車道は、多摩川サイクリングロードにくらべると、
空いているから、のんびり走ることができる。
途中の堰堤では、コサギの群れがハヤをねらっていた。

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浅川自転車道にて

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JR高尾駅

午前11時40分ごろ、JR高尾駅に着く。
この駅、中央線で通勤している方のなかには、
べつに来たかったわけではないのだが、深夜に着いたことがある、
という経験をお持ちの方も、多いに違いない。

新宿駅午前0時41分発の高尾行きの最終列車は、
午前1時37分に、この駅に着く。
もちろん、そこから戻る列車は、もうない。
ということで、みんな、巨大な天狗の像を見ながら、
しばし、呆然としてしまうんだよね。

まあ、近くに住んでいるなら、待ち構えている
タクシーに乗って戻ればいい。
けど、立川、三鷹あたりだと、もう、戻れない。
およそ、3時間後の午前4時28分に始発の東京行きが出るから、
それまで待つことになる。
そこから家に帰って、寝る間もなく、ネクタイとシャツを替えて、
会社に行って仕事をするのは、とてもつらいものである。

...すみません。話が脱線しました。

午前11時54分、高尾駅を出発。
しばらくは、だらだらの登り。
京王線の高尾山口の駅に着く。
この時点で、標高は約190メートル。
大垂水峠のサミットは392メートルであるから、
約5.3kmで200メートルほどを登ることになる。
平均勾配は、約4%。

まあ、このくらいなら楽勝である。
私の場合、前のチェーンリングを32T、
後ろのスプロケットは21Tに入れて、
クランク1回転あたり約3.2メートルのギア比で登って行った。
頂上近くになると、ちょっと勾配が急になったから、
後ろを24T、もしくは27Tに入れたかな。

対向車線を、ロードスポーツに乗った自転車乗りたちが、たくさん下ってくる。
軽く会釈をするが、挨拶は返ってこない。
自転車に乗っている人というのは、気難しい人が多く、
とりわけ、ロードスポーツに乗っている人は、
自分の肉体を苛めるのが好きで好きでたまらない、という
ストイックでM系の人が多いのである。
ということで、走行中は自分の世界に入ってしまっているから、
他人との交流を面倒くさがる人が多いのだ。
(同じ自転車クラブなど、よく知っている人との交流は除く)

私も自転車乗りの端くれではあるのだが、
本質的には“旅人”である。
どちらかというと享楽的だし、見知らぬ人との出会いを
楽しいと思う方である。
また、私は自転車なんか、べつに好きでもなんでもなく、
旅をするための手段として、たまたま自転車を選んでいるに過ぎない。
だから、ロードスポーツに乗っている人とは、
相容れない部分が多いのである。


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大垂水峠 (往路)

午後0時30分、峠の頂上に着いた。
峠は薄暗く、見通しも悪い。
かつての大垂水峠は、ローリング族のメッカで、
多くの若者が命を落としたところでもある。
なんとなく不気味なので、すぐに下り始めた。
相模湖がわの勾配は、東京がわよりも緩く、
3~4%くらいである。
私の自転車は、幅35ミリのツーリング用のタイヤをはいているのだが、
それでも、時速えわkmちかく出る。
そうして下っていると、無言のまま、追い抜いていったロードスポーツがいた。
時速70kmくらい、出ていたな。
(^^;

バックミラーに映った記憶がなく、突然出てきたので、
一瞬、ローリングで死んだ若者の霊かな、と思って、ビビッてしまったよ。


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JR相模湖駅

午後1時ごろ、JR相模湖駅に着いた。
通勤電車区間である高尾駅の次の駅とは思えないくらい、
山の中の駅である。
駅前にあるトイレを借りて、噴水のところで午後の紅茶を飲んで、ひと休みした。

さて、戻るか。

今回は、登り勾配に脚をならすトレーニングだから、輪行はしない。
午後1時40分、2度めの大垂水峠を越えた。

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大垂水峠 (復路)




ということで、今回の記事のまとめであるが、
国道20号線の大垂水峠は、標高差は小さいけれど、
東京の西に住んでいる自転車乗りにとっては、
いいトレーニングのスポットである。
これから長距離を漕ごうと思っておられる方にとっては、
脚ならしに、ちょうどいいと思われる。


帰りは、無料化されたひよどり山トンネルを抜けて、拝島橋方面に。
途中、東京都内唯一の道の駅である、道の駅八王子滝山に寄ってみた。
ここには初めて来たけど、まるで農産物の直売所である。
われわれが出した道路特定財源でつくった道の駅で、
農協が商売をしていいのか?、とも思うけど、
もしかしたら順番が逆で、もともと農協が地域振興のためにつくった施設で、
後から道の駅に指定されたのかもしれない。
だから、うっかりしたことは言えないけど、
いずれにしても、ドライバーの利便だけを考えたら、
コンビニでも入れてくれた方が、よほど便利だとは思う。
拝島橋からは、多摩川沿いを走って、午後3時半ごろ、自宅に戻った。


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ひよどり山トンネル

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道の駅滝山



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