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太東~千倉 自転車ツーリング [太平洋岸自転車の旅]

太東 (たいとう)から千倉 (ちくら)まで、自転車で走ってきた。


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和田浦付近の自転車道

●走行データ

  使用した自転車   ロード
  チェーンリング    52T-39T
  カセットスプロケット 11-25T(9段)


  総走行距離 約78km

 JR太東駅10:40→勝浦市街12:10→行川 (なめがわ)アイランド13:10
→鴨川シーワールド14:20→和田浦15:40→JR千倉駅16:10


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今回走った区間

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太東駅にて


太平洋岸自転車道走破の続きである。
前回のゴール地点である、JR太東駅からスタートした。
太東駅までは、外房線で輪行した。
駅で自転車を組み立て、まずは、太東崎の灯台に行く。
ここからの眺めは、本当にすばらしい。
あまり有名ではないけれど、日本の灯台のなかでも、
上位に入ると思われるくらい、いいところだ。

国道128号線に戻り、夷隅(いすみ)川を渡ったところで左折。
太平洋岸自転車道に指定されている九十九里大原自転車道に入る。
しばらくは、夷隅川に沿ってすすみ、さらに小さな川を渡る。
さらにもうひとつ、川を渡ったところで、和泉浦という砂洲地形に なったところに入る。
最初の1kmくらいは、順調に走っていたのだけど、海岸に出たところで
自転車道が砂に埋まっていた。

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砂に埋まった自転車道


呆然としていると、地元のおじさんが話しかけてきた。

おじさん 「この砂じゃあ、そのタイヤだと、きついでしょう。」
私    「はあ...。無理っす。」
おじさん 「毎年、いまごろは、台風の風と波で、砂に埋もれちゃう
      んだよね。春になったら、県の人がユンボで砂をとって
      きれいにするから、そのころ、また来るといいよ。」
私    「そうですか。...どうもありがとうございます。」



私は、ちょっと落胆が大きすぎて、うまく受け答えができなかった。
ここを走るために、立川からやってきたというのに...。
そもそも、太平洋岸自転車道は、こういう区間が多すぎる。
つくったはいいけれど、砂に埋まってしまうことまでは考えていなかったなあ、
みたいな、安易につくってしまった区間が、すごくたくさんあるんだよね。

あきらめて、ふたたび国道128号線に戻る。
御宿 (おんじゅく)までは、山のなかを坦々と走る。
途中、いくつかトンネルがあったけど、
車道とはべつに、歩行者用のトンネルがあり、走りやすかった。
御宿は、関東の代表的な海水浴場であり、童謡「月の沙漠」発祥の地
としても知られている。海岸には、ラクダの像がある。
まあ、ああいったものは、1度みれば、それで十分。
今日は見に行かないで、先を急ぐことにする。

勝浦付近の国道128号線は、もともとは、有料道路勝浦バイパスであった。
路肩がほとんどないうえ、自動車のペースは速い。
ということで、自転車が走るには、少々、無理がある。
べつに、自転車は走ってはいけない、とは書いていなかったけど、
まあ、やめておいた方が無難であろう。
国道128号線には、ほかにもこのような区間があるので、注意が必要。
無理をせず、すなおに、旧道を迂回した方がいい。

鴨川にも、太平洋岸自転車道がある。ちょうど鴨川シーワールドの
海側のあたりである。けど、ここも砂で埋まっていた。
あきらめて、国道128号線に戻る。
今日は、いったい、なにをしに来たのか、わからない。
テンションが、下がりまくりである。
このあたりは、いい波が立つポイントらしく、
たくさんのサーファーたちがいた。

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サーファーたち


なおも、国道128号線を進む。
和田浦の駅をすぎて、2kmほど進んだところに、和田サーフ橋という
斜張橋がある。目立つ存在だから、すぐにわかる。
そこを渡ったところから、また太平洋岸自転車道があるのだが、
ここは、路面状態はあまりよくなかったものの、砂はなく、
どうにか走ることができた。この区間は、なかなか景色がよく、
ようやく、気分がよくなった。

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和田サーフ橋




ということで、本日の記事のまとめであるが、
太東から千倉にかけては、千葉県を代表する観光地であるし、
とても気持ちのいい、シーサイドコースである。
和田浦付近の太平洋岸自転車道は、路面状態はよくないものの、景色がいい。
風さえなければ、おすすめのコースである。
ご興味がある方は、自転車で走ってごらんになるといいだろう。


千倉には、午後4時すぎに着いた。
予定では、館山まで行くつもりだったんだけど、
そこまで行くことはできなかった。
理由は、登り坂でヒザを痛めてしまったからである。
たいした勾配ではなかったんだけど、つい、うっかり、
強く踏み込んでしまった。その後、半月板の周囲に、
軽い痛みを感じるようになってしまった。

もう、若い頃とは違うんだ、ということは、アタマではわかっていても、
なかなか、それを受け入れることができない。
体力とか、運動神経の衰えは、隠しようがないんだけど、
まだまだ、いけそうな気がして、つい、無理をしてしまう。
で、からだのどこかを痛めてしまう、という、ありがちなパターンである。

ヒザを痛めてからは、まったくペースを上げることができなくなった。
ということで、千倉で無念のリタイアであった。

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千倉駅にて



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