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高知~宮崎 自転車ツーリング [太平洋岸自転車の旅]

高知から宮崎まで、自転車で走ってきた。
3日間の行程で、約400キロメートルの旅であった。


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七子峠にて、バテるtak


●走行データ
  使用した自転車   クロスバイク改造車
  チェーンリング    42T-32T-22T
  カセットスプロケット 11-30T(8段)



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今回走ったコース


(1日め) 約117km
JR高知駅発6:20→宇佐大橋8:05→JR須崎駅着9:58
→JR土佐久礼駅11:40→道の駅あぐり窪川14:30
→道の駅ビオスおおがたキャンプ場着16:30(泊)

(2日め) 約132km
ビオスおおがた発8:20→四万十川河口10:30
→土佐清水13:10→足摺岬着15:05
足摺岬発16:00→土佐清水17:40→宿毛着21:20

※宿毛からフェリーで九州の佐伯(さいき)に渡る

(3日め) 約153km
佐伯港発6:00→道の駅で8:00まで休憩→JR宗太郎駅10:30
→道の駅北川はゆま11:20→延岡市内12:30
→日向市内13:50→高鍋16:30→JR宮崎駅着19:10



四国の区間は、非常に景色のいいコースである。
高知の海の美しさについては、旅人の誰もが認めるところだろうけど、
とりわけ、足摺岬周辺は、非常に美しい海岸が続くところである。
私にとっては、足摺岬は、今回で3回目の来訪になるけれど、
何度来ても、いいところだと思えるところだ。

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美しい高知の海 (大岐海岸)



九州の区間は、宗太郎越えの山道と宮崎の海岸線という
対照的なコースである。宮崎も海がきれなところで、
熱帯性の植物と広い砂浜の組み合わせは、やや、日本離れした景色である。



今回のコースの難所であるが、まずは、土佐久礼から窪川までの
七子峠(久礼坂)。約6kmで標高差約300メートルを登る。
平均勾配は約5%。
54才の私にとっては、前のチェーンリング32T、
後ろのスプロケット24Tで、なんとか越えることができた。
久しぶりの峠越えだったので、かなりバテたけど。

九州に渡ってからの難所、宗太郎越えについては、
平均勾配は約2%くらいで、まったく大したことない。
けど、やたら、だらだらと続くという、自転車乗りにとっては
精神的にヒジョーにきつい坂道であった。
まあ、急ぐ旅でもないから、延々と踏み続けていれば、
いつかは越えられるけど。
宗太郎越えとはいうものの、最高地点はJR宗太郎駅ではなく、
ひとつ手前のJR重岡駅あたりであった。
これについては、ちょっと意外だったな。


今回の旅において、いちばんきつかったのは、じつは足摺スカイライン。
たった4kmくらいで、標高差約350メートルを登る。平均勾配は約9%。
いちばんきつい区間は、10%をかるく超えていたから、
私は、前22T、後30Tのギア比0.7に落とすまで、追い込まれた。
ある意味では、箱根越えよりもきつかったなあ。
まあ、海岸沿いに迂回すれば、若干のアップダウンはあるものの、
ラクに足摺岬に行くことができる。
足摺スカイラインを越えても、いいことはひとつもないし、
観光バスがたくさん通るから、危険でもある。
中高年の自転車乗りは、すなおに海岸沿いに迂回したほうがいいだろう。



ということで、今回の記事のまとめであるが、
高知から宿毛にかけて、最大の難所は足摺スカイライン。
中高年の自転車乗りにとっては、前のチェーンリングのインナーを
22Tくらいのギアに変更してから臨むか、
あるいは、海岸沿いに迂回すればよいだろう。
あとの難所は大したことはない。
きれいな海が続く景色のよいコースなので
四国をサイクリングしてみたい、と思われる方は、
ぜひとも行ってごらんになるといいだろう。
九州にわたった宮崎県も、きれいな海が続いていて、いいところである。


ちなみに、日本の太平洋岸を完走するという、私の目標であるが、
今回の旅により、東京から宮崎まで走ったことになる。
次回は、宮崎から始めて、ゴールの佐多岬に向かおうと思っている。
いつ実行できるかは、わからないけど...。


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これまでに走った区間



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