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SkyDriveを仮想ドライブにする「SDExplorer」 [ムダ知識]

マイクロソフトで提供しているネットワーク・ストレージ
SkyDriveを、エキスプローラで使える仮想ドライブにするソフト
「SDExplorer」を使っているのだが。



クラウド・コンピューティングという言葉が、新聞や雑誌などで頻繁に
とりあげられている。けれど、ふつうにパソコンを使っている
ユーザーにとっては、いまひとつ、ピンと来ない、とおっしゃる方も
多いのではないだろうか。

「パソコンをネットにつないで、メールをやりとりしたり、
いろんな情報を検索したりするけど、クラウド(雲)なんか、
いちども出てこないよなあ。」
そう、おっしゃる方も多いと思われる。

それで、ぜーんぜん、かまわないと思う。


現在のパソコンは、しょせん、それぞれにOSとアプリケーションを
搭載することを前提につくられているのである。

みなさんもWindowsとかOfficeをパソコンに
インストールしているでしょ?


OSとかアプリケーションが、すべてWeb上に移行するには、
もう少し時間がかかるだろうし、システムのプロならともかく、
われわれ、道具としてパソコンを使っている者にとっては、
ちゃんと使えるようになってから使えば、それでいいのである。


とはいえ、いま使えるものは、どんどん
取り入れていけばいいよな。


現在、ネットワーク・ストレージは、多くの人が使っていると思う。
クラウド・コンピューティングの、もっともわかりやすい例であろう。
そのなかで、もっとも有名なのが、マイクロソフトの SkyDrive である
と思われる。ネット上に、25GBのスペースを無償でもらえるのだから。

タダほどやすいものはない。
(^^;

ということで、私もSkyDriveのサービスが開始されると同時に、
利用させていただいている。開始された当初は5GBだったけど、
現在は25GBに拡張。25GBなんて、私にとっては、とてもじゃないけど
使い切れませんわ。

けれども、SkyDriveには、やや使いづらいところがあった。
ファイルを出し入れする際、いちいち、ブラウザでアクセスしなければならないから。
ま、クラウド・コンピューティングである以上、しょうがないんだけど。
この、いちいちブラウザでアクセス、という使い方から、ユーザーを解放するソフトが
CloudStorageExplorer.com の「SDExplorer」である。

SDExplorerは、エクスプローラのアドオンで、SkyDriveを仮想フォルダとして
登録できるソフトである。フォルダやファイルを、この仮想フォルダへ
ドラッグ&ドロップすれば、簡単にSkyDriveへアップロードすることができる。
もちろん、その逆(ダウンロード)も可能である。
感覚的には、25GBのハードディスクをつないでいるのと、なんら変わらない。
もう、2ヶ月くらい使っているのだけど、非常にスグレたソフトであると思う。



マイコンピュータを開いたところ

   ※SDExplorerをドライブとして認識している
skydrive.GIF


SkyDriveからフォルダごとドラッグ&ドロップ

   ※デスクトップに簡単に移動できる
move.gif



2010年2月18日には、「SDExplorer2.0」がリリースされた。
無償版と有償版があり、有償版は9.95ユーロである。
私は当然のことながら、無償版を使っているのだけど、(笑)
それでも、十分、満足している。
SkyDriveをお使いの方に、おすすめできるものである。



ということで、今回の記事のまとめであるが、
SDExplorerは、ネットワーク・ストレージであるSkyDriveを
エキスプローラで使える仮想ドライブにしてくれる。
非常に使い勝手がいいソフトであるので、おすすめである。



個人でハードディスクを持っていると、必ず、クラッシュの危険性がある。
私は30年ほど、パソコンを使っているけれど、過去2回、クラッシュを経験している。
また、ネットにつないだ個人のパソコンは、常に不正アクセスの危険性に
さらされている。私は現在、3台のパソコンを所有しており、有線LANでつないで、
ハードディスクとプリンタを共有しているのだけど、外部からの不正アクセスに対しては、
非常に神経質になっている。重要なデータは、すべて、ネットワーク・ストレージに
置くようにしているし。

さらに、無線LANにつないでいる、私の子どもたちのパソコンは、私のパソコンと
共有にはしていない。無線LANにつないだPCやハードディスクなんて、
知っているやつにとっては、「どうぞ、データを持って行ってください。」と
言っているようなものだろう。

ネットワーク・ストレージを使えば、クラッシュの不安と、不正アクセスの不安から
解放されるし、また、世界中どこにいても、ネットにつながる環境さえあれば、
自分のデータにアクセスできる。非常に便利なものであると思う。


将来のパソコンでは、データだけでなく、OSとかアプリケーションも
ネットワーク上に移行する。WebOSとかWebアプリケーションとかいわれるもので、
そうなると、パソコン本体には、大した機能はいらなくなる。
ブラウザ機能だけがついた、非常に簡略化されたハードウェア、
たとえばiPadみたいなもので、すべてのことができるようになる。
そういうのが、ほんとのクラウド・コンピューティングなんだろうけど、
そういったことが可能になるには、もうちょっとだけ、時間がかかりそうだよね。



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