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自転車ツーリングにおける服装について [ツーリング情報]

自転車ツーリングにおける服装は、とにかく安価で、
機能的なものがいい。


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ある読者の方より、「真冬にサイクリングとは、元気ですね。」という
お便りをいただいた。
じつは、まったく逆であり、私の場合、長距離ツーリングは、主として
冬に走るのである。夏の暑さからは逃げようがないけれど、
寒いのは、服装をきちんとすれば、大丈夫だから。

で、その服装だけど、最近は、安価で機能的なウェアが入手できるので、
ヒジョーに助かる。上の写真は、今回のツーリングにおける私の服装である。

まず、ニットキャップとネックウォーマーは、カインズホーム。
それぞれ、198円と96円であった。
ネックウォーマーの素材はフリースであり、この値段なら、使い捨てても
平気である。

アウターは、ユニクロで1980円。
素材は表地がポリエステルで、少々の雨なら、はじいてくれる撥水(はっすい)
加工が施されている。裏地はフリースで、汗をかいても体温が奪われることがない。
昔の山屋なら、1万円以上はしたスグレもので、
こんなものが、1980円で買えてしまうのだから、隔世の感がある。

ユニクロさん、えらい!


ボトムは、どこで買ったか忘れたけど、チャレンジャーというブランドで、
ロゴはチャンピオンそっくりの、パチものである。
チャンピオンとチャレンジャー。
まったく逆なのがおもしろいし、チャレンジャーというのは、私の好みに合う。
ということで、思わず買ってしまった。素材はナイロンで、やはり、少々の雨なら
はじいてくれる撥水加工が施されている。


さらに、ワークマンの足カバー515円。
スポーツ自転車の場合、チェーンリングの油で脚が汚れるから、
これは必需品である。どうせ油で汚れるのだから、こんなもので十分。
夏場は半ズボンで走るから、いらないけどな。

ということで、上から下までで、約5769円。
(^^;


下着は、やはりユニクロのヒートテックで、長袖シャツとタイツで
3000円くらい。さらに、気温が低いときには、薄手のフリースのシャツを着る。
要するに、汗で体温が奪われないのがポイントである。
ひと昔前だと、こういった機能下着はバカ高く、
山屋で買うと、上下で1万円以上もしたものだ。
それがいまや、ほぼ同じ機能のものが、格安で手に入るのだから、
ありがたい世の中になったものである。

ユニクロさん、えらい!


ということで、基本的に安価な私の装備であるが、
じつは、見えないところで、お金がかかっている。
いちばん高価なのは、手袋とパンツだったりする。
手袋は、自転車専用のもので、ジャイアント製。約4500円。
パンツは、パールイズミというメーカーの、やはり自転車専用の
パッド入りインナーパンツ。約4200円。
こういう専用品は、やはり高価であるし、また、代替がきかないもんなあ。

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インナーパンツ  出所:パールイズミ




「男なら、レーパン(レーサーパンツ)をはかんかい!」
などと言われてしまいそうだけど、レーパンというのは、
下になにもはかない、つまり、ノーパンが基本なのである。
そうすると、どうしたって、“もっこり”する。

私は、あれが恥ずかしい。
自転車に乗って、走るだけならいいんだけど、
道の駅でトイレに行ったり、コンビニに入ったりするのに、
前をもっこりさせたまま、というのは、どうしても抵抗があるのである。

まあ、慣れの問題かもしれないけどな。

インナーパンツのいいところは、ふつうのスポーツウェアで自転車に乗る
ことができるというところで、そういった意味では、ふつうに自転車で
旅をしたい人にとっては、おすすめである。



小物であるが、まずはウェストバッグ。

自転車に乗るときは前傾姿勢になるので、前のポケットには、
ものを入れない。自転車専用のウェアには、前のポケットはなく、
必ず、背中がわにポケットがついている。
で、レース中は、そこに食い物を入れて走るというわけ。

ものを食いながらやるスポーツというのは、スキーの距離競技と
自転車くらいであろう。それくらい、自転車のレースというのは、
体力の消耗が激しいスポーツなのである。

まあ、私は自転車専用のウェアなどという、いいものは持っていない。
ということで、持ち物はウェストバッグに入れて、背中にしょって走る
ことにしている。


それと、反射材のついたたすき。

これについては、カッコ悪いという意見も多いことと思われる。
けど、クルマに乗っているほうから見ると、
トンネル内で、これをつけているのとつけていないのでは、大違い。
ということで、ぜひとも、つけた方がいい。
現在の交通事情からすると、自転車は、危険きわまりない乗り物なので、
とにかく目立つことが重要である。



ということで、今回の記事のまとめであるが、
冬の自転車ツーリングは、きちんとした服装で行けば、平気である。
最近は安価で機能的なウェアが売っているから、それを活用するといいだろう。


なんだってそうだと思うけど、お金をかけることだけが、重要ではない。
安価な服装であっても、ポイントをしっかりおさえておけば十分である。
冬の自転車ツーリングの場合は、まずは風を通さず、体温が奪われにくい
ことと、また、前傾姿勢でも動きやすく、疲れにくいことがポイントである。
さらには、クルマから見て、目立つことも重要であるといえよう。
きちんとした服装で走ることは、安全に走ることにつながる。
自転車を楽しむには、自転車本体よりも、服装を重視してほしいものである。



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