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CB750のフォークオイル交換 [オートバイの話]

CB750のフォークオイルを交換した。


オートバイ独特のメインテナンスとして、フォークオイルの交換という
ものがある。フロントフォークの内部には、フォークオイルという液体
が入っており、液体であるからには、必ず寿命があるからだ。
その交換時期は、その人の使い方によりけりであろう。
レースなどをやっておられる方は、ほぼ毎回交換するらしい。
私自身は、ツーリングを主体にオートバイを使用しているので、
そこまでシビアには考えていない。だいたい、走行距離1万キロから
2万キロのあいだで、ヒマな時にやることにしている。

交換の作業そのものは簡単であり、フォークを外して、なかに入っている
フォークオイルを入れ替えるだけ。誰にでもできる作業である。
けれども、ジャッキアップして、車輪をはずさなければいけないから、
それなりに面倒くさい。以下、私のやり方を説明する。


①ジャッキアップして、フォークをはずす。

fork1.jpg

fork2.jpg


②カラーとスプリングを抜いて、中に入っている
 オイルを量りながら出す。


fork3.jpg

fork4.jpg  ※約390CCである。
※カラーとスプリングのあいだにワッシャがあるから、なくさないように注意。


③同量のフォークオイルを入れ、エア抜き。

fork5.jpg

④ダストシールを交換し、組み立てる。

fork6.jpg


それだけ。
(^^;


え? そんなんで大丈夫なのかって?
液面の高さ計測はどうしたのかって?
あるいは、オイルシールの交換、
オーバーホールはしないのかって?



断っておくけど、私はオートバイなんか、好きでもなんでもないから。
メインテナンス作業を自分でやるのは、単にコストを削減したいだけだから。
シール類の交換とか、オーバーホールには、専用工具と熟練が必要。
オートバイが好きな方にとっては、そういう作業は楽しいのかも
しれないけど、私にとっては苦痛である。だから、やらない。

アマチュアの整備で重要なのは、「自分で出来ること」を明確にしておく
ことだと思われる。そういった意味で、自分で出来ない作業については、
いさぎよく、プロに依頼すべきだと思うのだ。


で、いくつか、作業上のポイントを述べる。

1.ジャッキアップするときには、CB750をはじめとする多くのオートバイ
 の場合、マフラーが邪魔になる。で、そのままジャッキアップすると、
 マフラーが変形してしまうから、後ろの席に重しを乗っけて、
 マフラーにかかる重量を軽減して、ジャッキアップするといいだろう。
 私の場合、重しは、18リットルのポリタンクに水を入れたものを使っている。

2.オイルの量をはかるのは、メスシリンダーがあればベストだけど、
 正確な量をはかるのではなく、あくまでも、現在入っている量と
 同量であればいいのである。ということで、私は100円ショップで
 買った計量カップで行っている。

3.液面の高さの計測については、もちろん、やった方がいいだろう。
 けれども、現在、入っているフォークオイルと同量のオイルを入れれば、
 結果的に、1mmも狂わないから。
 液面の高さを計測して、それ以上の精度を出す自信がある方は、
 どうぞやってください。私自身は、最初の頃はやっていたけど、
 だんだん省くようになってしまった。また、1mmくらいの誤差であれば、
 ツーリングユースでは、まったく問題ないと思う。



ということで、今回の記事のまとめであるが、
フォークオイルは、定期的に交換しなければいけないものだし、
誰にでも簡単に交換できる。だいたい、1万~2万キロごとを目安に、
交換されるといいと思われる。

いつものように、決まり文句なんで。
この記事を読んで、あなたがフォークオイルの交換をしたことにより、
オートバイが故障したり、あるいは、あなたがケガをしても、takは
責任を負いません。



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