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台湾高速鉄道(台湾新幹線)の乗り方 [旅情報]

台湾に行って、台湾高速鉄道に乗ってきた。

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高速鉄道左営駅にて (家内と)

少し休みをとって、台湾に行ってきた。
台湾に行ったのなら、やはり、台湾高速鉄道に乗らないといけない。
台湾高速鉄道は、ここから予約できる。
私は、日本を出発する前に、予約と決済をすませておいた。
それならば、窓口で予約ナンバーを見せ、パスポートを見せるだけで、
切符が買える。以下は、切符売り場での、私と窓口氏のやりとりである。


 私 「ニーハオ」
 窓口氏 「ニーハオ」

 (予約した時、送られてきたeメールのコピーを見せて)
 私 「I have a reservation. My reservation number is here.」
 窓 「Sure, Let me check your ID.」
 私 「Yes....(パスポートを出す) Here you are.」
 窓 「Thank you.」
 私 「And credit card?」
 窓 「No, No need.」

 
(端末の操作をする→ディスプレイに出発時間と到着時間が表示される。)
 窓 「コレデ、イイデスカ」
 私 「は、はい、いいです。」(ちょっと意表をつかれる)
 窓 「Ah...Two Passengers?」
 私 「Yes.」

 
(端末から出券される)
 窓 「Here you go.」
 私 「Thank you. 謝々(シェシェ)、ありがとう。再見(サイツェン)!」
 窓 「ドウモアリガトウ。再見(サイツェン)!」


ということで、英語、日本語、中国語の3ヶ国語がごっちゃになって、
「おまえら、何人やねん!」とツッコまれそうな会話であるが、
とりあえず、切符を買うことが出来た。(笑)


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乗車券

窓口の人は、ふつうに英語を話せるし、日本語も少しは話せるようである。
料金であるが、朝6時36分発の列車をネットで予約すると、35%引という
大幅な割引が適用され、915元であった。(1元は約3円)
ということで、前日の夜、私は切符を入手しておいた。

わざわざ前日の夜、台北駅まで切符を買いに行ったのは、
台北捷運(タイペイジェユン=地下鉄)の台北車站駅から、
台湾高速鉄道の乗り場までの行き方を、確認しておきたかったからである。

ちょっとややこしい。

たとえて言うならば、地下鉄丸ノ内線の大手町駅から、東京駅丸の内北口に
行くような感じである。とはいえ、「台鐵/髙鐵」という案内標識に従って
歩いて行けば、迷うことはないと思うけど。


結局、当日の朝、私はタクシーで台北駅まで行った。
ホテルから地下鉄の最寄駅まで歩き、地下鉄の台北車站駅から
高速鉄道の乗り場まで歩くことを思えば、タクシーで直接行った方がはやい。
タクシー代は、ホテルから駅まで2kmくらいで、約100元であった。
ちなみに、地下鉄は20元である。


さて、前置きが長くなったけど、台湾高速鉄道である。
車両はすべて700T型。日本の新幹線の700系そのものである。
ただし、12両編成でモーターが強化されており、時速300kmを出すことができる
ようになっている。座席も車内の雰囲気も、ほぼいっしょ。
走行時の乗り心地も音も、まったくいっしょ。
ヴィーン、ヴィーンという、例のインバーターの音とともに、加速していく。

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700T型の車内

編成は1-8号車が指定席、9-12号車が自由席。全席禁煙である。
禁煙については非常に厳しく、LEDの表示板には、
「違反すると罰金最高10,000元」などと表示される。
また、「ドアの開閉を妨げると鉄道法違反である。」とか、
やたらと禁止事項が表示される。
かといって、台湾の乗客のマナーが悪いということはなく、みんなおとなしく
乗っていたけど。

日本と同じく、弁当や飲み物などの車内販売が来る。
が、買う人は少ない。
まあ、所要時間は90分くらいだから、あまり需要がないのかもしれない。

ということで、時速300kmで快適に走り、午前8時12分、高雄(カオシュン)に
ほど近い、左営(ズゥオイン)という駅に着いた。
ここから、高雄の市内までは、高雄捷運(カオシュンジェユン=地下鉄)に乗って、
約15分くらいである。



ということで、今回の記事のまとめであるが、
台湾高速鉄道に乗るのは、簡単である。
台湾に行ったら、ぜひとも高速鉄道に乗って、高雄まで
行かれるといいだろう。


高雄は、大きな港があって、とてもあたたかいところだった。
なんだか、那覇みたいな町だったな。
家内とふたりで、市内を少し観光して、午後2時発の在来線特急
「自強号」(ズーチャンハオ)に乗って、台北に帰る。
その話は、また次回に。



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