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備後落合駅 [ダメ鉄ウォーカー]

備後落合駅に行ってみた。


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備後落合駅

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駅構内


備後落合駅とは、芸備線と木次線の乗換駅であり、場所はここである。

9月30日の記事でも書いたように、私は芸備線のなかでも、
とりわけ、三次から新見までの風景が好きである。
で、この備後落合駅にも、何回か来ている。

で、この駅、訪れるたびに、おちぶれていく感じがするのである。
(^^;


かつては、こんなことはなかった。
蒸気機関車が走っていた頃のことは、さすがに知らないけど、
ディーゼル急行のちどりが停車した頃は、それなりに栄えていた。
構内には、うどん屋さんもあったくらいである。
けれども、いまや、本当になにもなくなってしまった。
駅員さんもいない無人駅となってしまったし。

それもそのはずで、芸備線も木次線も、いまや超ローカル線に
成り下がってしまったのである。
現在、芸備線の列車で備後落合に来る列車は、1日わずか7本。
木次線の列車で備後落合に来る列車は、1日わずか3本である。
1日の乗降客数は100人に満たない。
これほどまでに、本数の少ない乗り換え駅というと、
ほかには、山田線と岩泉線の茂市くらいしか、思い浮かばないなあ。

そして、芸備線も木次線も、保線の手間を省くためなのか、
時速15キロ以下の超スロー運転をしている。
自転車の方が速いくらいで、もはや、鉄道の体をなしていない。
並行する国道314号線は、昔は悪路だったけど、
いまや、おろちループなども開通して、走りやすい道路に改修された。
バスに転換した方がいいのは明らかであり、芸備線も木次線も、
いまや、存続の危機に立たされているといえよう。


ということで、備後落合駅も芸備線も木次線も、ダメな鉄道の代名詞に
なりつつあるのだが、世の中には、ダメな男(だめんず)ばかりを
好きになってしまうような、“だめんずウォーカー”という女性もいるのである。
(「だめんず・うぉ~か~」 作者:倉田真由美)
だから、ダメな鉄道ばかり好きになる、「ダメ鉄ウォーカー」という
ジャンルもあっていいのではないか。
私はそのように思うのである。



ということで、今回の記事のまとめであるが、
備後落合駅は、訪れるたびにさびれていく、典型的なダメ駅であるが、
ダメ鉄ウォーカーにとっては、とてもかわいい駅なのである。
いつまであるかわからないから、訪れるなら、はやい方がいいだろう。



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