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エビとカニの水族館は意外とおもしろいところだった [太平洋岸自転車の旅]

すさみ町立の「エビとカニの水族館」は、意外とおもしろい
ところだった。


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エビとカニの水族館
(写真提供:エビとカニの水族館)


私は水族館のファンである。
首都圏にある水族館には、たいがい行っているし、
大阪の海遊館、名古屋の名古屋港水族館にも、
出張のついでに行った。
また、旅先で訪れた町に水族館があると、
必ず、入ることにしている。
稚内では、ノシャップ寒流水族館に行ったし、
沖縄では沖縄美ら海水族館に、もちろん行った。
海外では、ハワイのシーライフパークや、
ロングビーチの太平洋水族館にも行った。
家族は、あまり乗り気ではなかったけれど。(笑)

今回の紀伊勝浦から和歌山までの自転車の旅では、
思わぬところに、小さな水族館があったのである。


12月27日朝9時30分ごろ、私は自転車ですさみ町内を
走っていた。潮岬からずっと、アップダウンの激しい区間
を走ってきて、すでにバテバテ状態であった。
平均時速は10kmくらいと、ペースも上がらない。

そうして、ヒイヒイ言いながら走っていると、
JR紀勢本線の江住(えすみ)駅をすぎたあたりに、
「エビとカニの水族館」という小さな水族館があった。
なんで、エビとカニ?と思ったのだけど、
休憩をかねて、ふらっと入ってみたのである。
場所は、以下の地図の地点である。

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エビとカニの水族館


エビとカニの水族館は、世界唯一の甲殻類専門の
水族館であるということだ。
でも、なんで、こんな小さな町に、そんなものがあるのか。
じつは、和歌山県は、イセエビの水揚げ高が日本一というほど、
エビ網漁がさかんなところであり、
周参見は、その中心地なのである。
そこで、エビとカニの水族館では、エビ網漁で獲れた
珍しいエビやカニを、水槽で飼って展示しているというわけ。
前の記事でとりあげたイノブータンランドといい、
すさみ町は、とてもユニークな発想をする町である。


で、エビとカニの展示であるが、こういってはなんだけど
意外とおもしろかった。
ふつう、水族館の主役というと、アシカやイルカ、
あるいはジンベエザメのような珍しい魚であり、
エビやカニが主役になることは、まずない。
穴のなかに閉じこもって、あまり動かないもんなあ。(笑)


けれども、よく観察してみると、結構、いろんな顔をしていて、
おもしろい。飽きないのである。
おまえ、そんなおもしろい顔をしていたのかよ、
と言いたくなるほどである。
また、エビとカニの水族館では、ニシキエビやタカアシガニなど、
めずらしいエビやカニもいて、とてもためになる。
ぜひとも、見てごらんになるといいだろう。
イセエビなどは、とてもおいしそうだし。



ということで、本日の記事のまとめであるが、
すさみ町にあるエビとカニの水族館は、
ユニークであるだけでなく、ためになる施設である。
近くに行かれたら、ぜひとも立ち寄ってごらんになる
ことをおすすめする。
また、ウニやヒトデなどにふれられるタッチプールもあるから、
子どもを連れて行くのもいいだろう。
なんと、休館日はなく、年中無休ということである。
入館協力金は、大人200円となっている。


このほか和歌山県には、太地町に太地町立くじらの博物館が、
串本町には串本海中公園が、白浜町には京都大学白浜水族館があり、
水族館ファンにとっては、とても楽しいエリアである。


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