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狭い道の走りかた その5 [オートバイの話]

狭い道の走りかた。
今回は、サイドスタンドを使った方向転換のやり方を紹介する。


応用編  サイドスタンドを使った方向転換

<ポイント>
1. ハンドルをロックするまで左に切る
2. 右手でタンデムバーを持つ
3. 後輪を持ち上げて、うしろに引くようにして、
4. 180度、方向転換させる



序論で、「狭い道を走るのに、特別な技術は必要ない」と書いた。
けど、覚えておくといい技術が、ひとつだけあった。
それは、サイドスタンドを使った方向転換である。
すみません。ウソついてました。
m(_ _)m


下の写真は、私のCB750で、サイドスタンドを使った方向転換をした
ときの連続写真である。


turn.jpg
サイドスタンドを使った方向転換


このやり方なら、道幅がないところでも、簡単に方向転換ができる。
狭い道で、うっかり対向車とはちあわせになったときや、
Uターンするだけの道幅がないところでも、
その場でまわることができるから、覚えておくと安心である。
一見むずかしそうだけど、慣れれば簡単。
重さ230キログラムのCB750くらいなら、それほど腕力は必要なく、
ラクラクまわすことができるから。


やり方であるが、後輪を持ち上げつつ、サイドスタンドを軸にして、
車体を、くるりと回転させることである。
こう書くと、難しそうに思われるかもしれないけど、
実際には、コツを覚えたら簡単である。


ただし、以下のような車種では、サイドスタンドを使った
方向転換は、おすすめできない。

× エンジンに直接サイドスタンドがついている車種

 スーパースポーツ車のなかには、下側のフレームがなく、
 エンジンに直接、サイドスタンドがついている車種がある。
 エンジンはアルミだから、車重を支えきれないかもしれないし、
 また、壊れてしまうと、多額の修理代がかかってしまう。


× サイドスタンドが異様に長い車種

 ハーレー・ダヴィッドソンなど、サイドスタンドが
 異様に長い車種だと、スタンドが曲がってしまうかもしれない。



まあ、スーパースポーツ車やハーレーで、狭い道に入っていくような人は
あまりいないだろうから、こういったアドバイスは意味がない
かもしれないけど。


ということで、今回の記事のまとめであるが、
狭い道を走る際において、サイドスタンドを使った方向転換のやり方
を覚えておくと、安心である。それだけ。
(^^;

ベテランのオートバイ乗りの方にしてみれば、
「なにを当然のことを言っているのか」
と思われるかもしれないが、いちおう、練習しておくことを
おすすめするものである。

恐縮だけど、いちおう、決まり文句だから。
この記事を読んで、あなたがサイドスタンドを使った方向転換をしたことにより、
オートバイが故障したり、あるいは、あなたがケガをしても、
takは責任を負いません。



ちなみに、狭い道での方向変換の方法としては、
スロットルをあけて、後輪を空転させて方向転換する「アクセル・ターン」
という技術もある。私は、あれをCB750でやるとかっこいいと思って、
練習したのだけど、どうもうまくいかない。
私がやると、後輪を回したとき、オートバイが立ってしまって、
その場で車体がまわらず、前に進んでしまうのである。
どうにも危なっかしくて、しょうがないのである。(笑)
(-_-;

かといって、車体を傾けすぎると、脚で車重を支えきれず、
その場で、パタンと倒れてしまうし。
ということで、やはり私は、運転がどヘタなのである。


オフ車だと、アクセル・ターンは簡単にできるし、
また、必須の技術なんだけど、オンロードのバイクでは、どうにも難しい。
無理をせず、いったん降りて、サイドスタンドを使って
方向転換をする方が無難だし、確実である。
なにごとも、地道に行く方がいい。
星野ジャパンと、反町ジャパンの失敗から学んだとおりである。



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