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彦根・近江八幡のこと (その1) [ツーリング情報]

先日のサクラツーで彦根、近江八幡という、滋賀県にある
2つの城下町に行ってきた理由なんだけど。


いきなり30年前に話が飛んで、恐縮だけど、
大学時代のゼミの友人に、滋賀県出身のやつがいた。
そいつは膳所(ぜぜ)高校を出た秀才なんだけど、
なんだかおもしろいやつで、ゼミが終わったあと、
よくいっしょにお茶を飲んだりした。で、私たちは、
卒業まで、かなりの時間をいっしょに過ごしたものである。

で、あるときそいつが、
「滋賀県全体の面積において、琵琶湖の
占める割合って、どれくらいだと思う?」

と訊くので、私が、
「そうだなあ...。80%くらいかな?」

と答えたら、そいつはちょっと怒って、
「いや、だいたい1/6くらいだよ。」
と教えてくれた。私は少し驚くとともに、
それまで、滋賀県のことをなにも知らなかったことについて、
恥ずかしく思ったのであった。

shiga.gif
滋賀県   出所:mapion

滋賀県の面積は、約4000平方キロメートルである。
でもって、琵琶湖の面積は約670平方キロメートルだから、
計算してみると約17%。たしかに1/6くらいだ。
けど、なんだか琵琶湖の存在感が圧倒的に大きいもんだから、
面積の大半を琵琶湖が占めていて、滋賀県の人はみんな、
琵琶湖のまわりを取り囲むようにして住んでいるのかな、とか思ってしまう。
けれど、実際には、陸地の面積が意外なほど大きいのである。


で、あれから30年。

滋賀県を通ることは、よくある。
東京から関西に行く場合、東海道新幹線を使うことが圧倒的に
多いわけだし。そうすると、いやでも滋賀県を通ることになるから。

いや、べつに、いやじゃないけどさ。

けれども、よく通るわりには、滋賀県で降りることって、
圧倒的に少ない。これは、日本国民の大半がそうなのではないか。
そもそも、滋賀県には新幹線の駅って、米原しかないし。
で、米原って、のぞみもひかりも停まらないから、
降りたくても降りられないのである。
県庁所在地の大津なんか、新幹線はかすりもしないもんな。

そもそも、滋賀県の県庁所在地が大津市であることを知ってる人って、
少ないのではないか。浦和市とか山口市とともに、
日本でもっとも印象の薄い県庁所在地なのではないかと思う。
あ、浦和市は、いまはさいたま市か。

ま、それはともかく、30年前に滋賀県のことをまったく知らなくて、
友人に申し訳ないことを言ってしまったのと、
その後も、よく通るわりには行くことが少なかったので、
私は、いちど、滋賀県をしっかり旅行してみたいと、
ずっと思っていたのである。
ということで、今回、彦根と近江八幡に行ってみたのである。


...なんだか、前置きがやたら長くなってしまった。

本論である彦根と近江八幡のことは次回以降に述べるとして、
とりあえず、今日の記事のまとめであるが、
滋賀県の面積のうち、琵琶湖の占める割合は1/6にすぎない
ということを、ぜひとも覚えていただきたい。
多くの方にとっては、非常に意外
だと思うけれど、これは事実なのである。



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