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時刻表検定を受けてきた [ムダ知識]

時刻表検定を受けてきた。


試験会場となったホスピタリティツーリズム専門学校


受験時の机の上(時刻表最新号、電卓、筆記用具、メガネ、問題用紙)
※ちなみにメガネは近視用である。
 

10月25日の記事で予告したように、時刻表検定を受験してきた。
結果は、自力で正解できたぶんが約80点。あと、適当に
マークシートを塗りつぶしたところのまぐれ当たりを+10点
と期待して、だいたい90点くらいである。(200点満点)


(-_-;
 
2級に認定されるには、120点以上。1級は150点以上。
博士は180点以上であるから、今回は不認定である。

いやあ、まいった、まいった。
 

試験開始直後、私は問題をざっと読んで、だいたい3つに分類した。

 1.時刻表を読む能力をみる問題
 2.運賃計算に関する問題
 3.マニア的な知識を問う問題

そして、以下のような作戦を立てた。
1.の時刻表を読む能力をみる問題については、だいたいOKである。
まずは、これから解いていこう。
2.の運賃計算に関する問題については、私はある程度、知っている
自信はある。けれど、完璧ではない。できるものから解いていこう。
3.のマニア的な知識を問う問題については、捨てである。
私は旅好きがこうじて時刻表を見るようになったわけであり、
純粋な“時刻表マニア”ではない。だから、かわった駅名とか、
カルト的な知識は持っていない。そういうのを問う問題は
捨てるしかない。
 
 
時刻表を読む能力については、だいたいこんな問題が出る。

問題〔1〕

 羽田空港 6:55発
  ↓
 鹿児島空港 ※※※

Aさんの利用予定便を次の①~④から選びなさい。

  ①全日本空輸619便
  ②日本航空1863便
  ③日本航空1865便
  ④全日本空輸621便

正解は①の全日本空輸619便    




こういう問題は、すぐにわかる。ということで、まずは、こういうのを
集中的に解いて行った。けれど、こういう問題って、全部で20問くらい
しかない。
(^^;
 
 
運賃計算については、こういう問題が出る。

問題〔21〕
 いわて沼宮内 → 「はやて」 → 盛岡 → 「こまち」 →  秋田

12月30日(日)に、「はやて号」(立席利用)「こまち号」(グリーン車指定席)を利用した場合の料金の総額を次の①~④から選びなさい。

  ①4,780円
  ②4,080円
  ③4,930円
  ④5,130円

※正解は②の4,080円 




これは、いわて沼宮内~盛岡の「はやて」の立席利用が
特定特急料金の840円。盛岡~秋田の「こまち」の特急料金が
東北新幹線からまたがって乗車する場合の特定特急料金
が適用されることで1240円。さらにグリーン料金の2000円を
足せばよい。ということで、

840+1,240+2,000=4,080円

となる。
こんなのは、まだやさしいほうで、盛岡~秋田間について、
特定特急料金が適用されることを時刻表から読み取れば、
簡単にできる。けれども、運賃計算の問題は、だんだん、
ややこしくなってくる。
 

問題〔25〕
水戸に住むAさんは、2008年1月3日(木)に水戸駅から常磐線のグリーン車で上野駅に行き、そこから東北本線のグリーン車で、赤羽まで乗車しました。赤羽駅からは湘南新宿ライン特別快速のグリーン車に乗りましたが時間がなかったため、車内でグリーン券を購入し、戸塚駅で横須賀線のグリーン車に乗り換え、鎌倉駅で降り、そこで一泊しました。
翌日、鎌倉駅から横須賀線のグリーン車で横浜駅へ行き、そこでいったん改札を出て買い物をし、東海道線のグリンー車で東京駅へ行きそこから山手線に乗り換え、上野駅へ。上野駅からは常磐線のグリーン車で水戸駅に戻りました。
グリーン車の料金の合計で正しいものを次の①~④から選びなさい。

 ①5,350円
 ②5,050円
 ③4,750円
 ④4,450円

※正解は③の4,750円 


わっかりましぇーん!

┐('~`;)┌

...ひとつ言っていいですか。あなたは、グリーン車に乗りすぎです。
とくに、上野から赤羽まで、たったの2駅をグリーン車に乗るなんてのは、
ぜいたくすぎます。人生を考えなおした方がいいですよ。
 
 
ということで、1問1問、地道に解いていって、20問を終えた時点で、ふと時計をみると、

あと30分しかないやん!


発狂しそうになった。残り25分で大急ぎで10問を解いて、残り5分は、
問題だけ読んで、ヤマカンでマークシートを塗りつぶしておいた。
ということで、時間内で解いたのは30問しかないのだが、そのうち3問はミス! 
ということで、前述のとおり、自力で正解できたぶんが約80点。
あと、適当にマークシートを塗りつぶしたところのまぐれ当たりを
+10点と期待して、合計90点くらいである。


それにしても、難しかったなー。

(-_-;
 
 
ちなみに、マニア的な知識を問う問題では、たとえばこんなのが出た。

問題〔55〕
次の①~④のうち、名古屋から大阪への乗り換えなしで通じる交通手段として、存在しないものはどれか選びなさい。

 ①JR在来線特急
 ②高速バス
 ③フェリー
 ④JR在来線普通列車

※正解は④ 




これは、マニアでなければ、まず、わからないだろうと思う。
まず、私は「JR在来線特急なんて、あったっけ?」と思った。
昔は長野~大阪の「しなの」が1往復だけあったけど。
帰って調べてみたら、寝台特急のうち、下りの「富士・はやぶさ」
だけが、名古屋と大阪に停車するのであった。
ちなみに名古屋発が22:47で、大阪着が1:08である。

...なるほどね。

高速バスは、そりゃ、あるだろう。フェリーとは???
これは試験後に配られた解答を見てびっくりした。
名古屋発那覇行きのマルエーフェリーが、往路のみ、
名古屋港を出たあと大阪南港に立ち寄り、那覇に向かうのである。
まさに、奇想天外の難問である。
まあ、結果的には、私は青春18きっぷで何度も東京~大阪を
往復しているので、JR在来線普通列車に直通列車がないことを
知っていた。だから、正解はできたけど、自信はなかったな。

ということで、時刻表検定であるが、
はっきり言って難しすぎである。
(-_-;


時間さえあれば、70%は解けると思うけど、90分で60%以上を
正解するというのは、神業にちかいと思う。
とはいえ、久々の受験はとても楽しかった。また、機会があれば
受けに行きたいと思う。


 
 
(おまけ)
試験終了後、鉄道アイドルの木村裕子さんがオリジナルグッズの
販売を行っていた。

鉄道アイドルの木村裕子さん

1種、2種と受験して、お疲れだろうに。アイドルは大変である。
それにしても、思ってた以上に、かわいい人だったなー。
最近、売れっ子になったようで、ご多忙のようであるが、
結構なことである。鉄道ファンの社会的地位向上のためにも
これからも、がんばっていただきたいものである。


●おしらせ

ホームページ「オートバイで国道を旅する」を更新しました。
 ・旅行記に番外編 太平洋岸自転車道(浜松~三ケ日~鷲津)を追加
 ・旅行記に番外編 太平洋岸自転車道(鷲津~伊良湖)を追加